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ロンドン市長、「オバマ氏はケニア血統なので反英感情がある」

ロンドン市長、「オバマ氏はケニア血統なので反英感情がある」

Posted April. 25, 2016 07:13,   

Updated April. 25, 2016 07:21

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ロンドンのボリス・ジョンソン市長が、米国のオバマ大統領は過去に英国の植民地だったケニアの血統なので反英感情を持っていると述べ、物議をかもした。

ジョンソン市長は22日、日刊紙「ザ・サン」への寄稿文で、「オバマ大統領が、08年の就任直後、ホワイトハウスの大統領執務室にあったチャーチル元首相の胸像を英国大使館に返却した」とし、「ケニア黒人の血統を持つオバマ大統領が、チャーチル元首相が熱烈に擁護した大英帝国が好きでないことを象徴する」と主張した。しかし、このような主張は事実とは異なる。英国の欧州連合(EU)脱退を主張するジョンソン市長は、オバマ大統領がEU脱退に反対すると、問題の文を寄稿した。前日、英国を訪れたオバマ大統領は、日刊テレグラフへで、「英国が国際社会で重要な影響力を継続して行使するには、EUに残っていなければならない」と強調した。

オバマ大統領は、ジョンソン市長の主張に対して、22日のキャメロン首相との共同記者会見で、「チャーチル元首相の胸像はホワイトハウス2階の私の執務室のドアの外にあり、毎日見ている」と反論した。チャーチル元首相の外孫であるニコラス・ソームズ保守党議員は、「ジョンソン氏の文は完全な間違いだ。愚かで、非常に侮辱的だ」と非難した。労働党の影の内閣であるマクドナルド首相もツイッターで、「ボリスの発言は、トーリー党(保守党)の人種差別のさらなる事例だ」と非難した。

オバマ大統領の父親はケニア出身で、ハワイ留学中、オバマ大統領の白人の母親と出会って結婚した。



파리=전승훈특파원 パリ=チョン・スンフン特派員 raphy@donga.com