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政府、来年に400兆ウォン台の大規模予算編成を検討

政府、来年に400兆ウォン台の大規模予算編成を検討

Posted April. 23, 2016 07:22,   

Updated April. 23, 2016 07:36

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韓国政府は来年の予算編成を当初の予定より増やす方針を固めた。これを受け、史上最大の400兆ウォン台の総支出案が盛り込まれた予算案が発表されるのではないか、関心が集まっている。

企画財政部(企財部)は22日に開かれた「2016国家財政戦略会議」で、このような内容の予算編成の方向性を明らかにした。同部の関係者は「最近の景気や対外環境などを考慮し、総支出増加率を当初計画された2.7%より多少高く設定する計画だ」と述べた。

中央政府の今年予算の総支出額は386兆4000億ウォンだ。政府は昨年予算案と共に発表した国家財政運用計画(中長期予算計画)で、2017年の予算を前年より2.7%拡大すると明らかにした。当初の計画通りなら、来年の総予算額は397兆1000ウォンになるはずだった。

しかし景気低迷が長引き、中国の国内総生産(GDP)成長率の鈍化や原油安など対外環境が悪化していることから、当初の計画より財政支出を増やさざるを得ないと政府は判断した。総支出増加率を当初の計画より1%高く設定すれば3兆8640億ウォンの予算が増えるため、総支出額は400兆ウォンを突破する。ここに、総選挙後初めて開催される第20代通常国会で政界が公約実践のために社会資本(SOC)予算などをさらに増やす場合、予算膨張は避けられないものと見られる。しかし、増税を含む歳入確保対策は特に示されておらず、国の借金を増やすだけではないかと指摘する声もある。

国策研究院のある研究員は「財政改革の成否を左右するのは結局、企財部の審議と国会の議論の段階で行われる意思決定だ」とした上で、「景気テコ入れのために避けて通れない側面もあるが、政府がまとめた財政無駄排除対策が効果的に推進されるよう、意志を示す必要がある」と述べた。



세종=이상훈기자 世宗=イ・サンフン記者 january@donga.com