Go to contents

日本、朝鮮籍者の訪朝を封鎖

Posted April. 14, 2016 07:22,   

Updated April. 14, 2016 07:37

한국어

日本政府が、出国する朝鮮籍者に「北朝鮮に行かない」という誓約書を書くよう強要している。「朝鮮籍」は光復(日本の植民地支配からの解放)後も日本に残ったものの、韓国または日本国籍を取得しなかった在日同胞を指す。

13日、東京新聞と在日同胞関係者によると、法務省入国管理局は2月から外国に出国する朝鮮籍者に「私は北朝鮮には渡航しません。仮に北朝鮮に渡航したことが確認された場合には再度上陸が認められないことを承知した上で出国します」という誓約書に署名を求めている。これに署名しなければ出国が許されない。

朝鮮籍者への誓約の強要は、北朝鮮の4度目の核実験と長距離ミサイル発射を受けての日本の独自制裁によるものだ。日本政府は2月10日に発表した北朝鮮制裁で、日本に住む外国人の核・ミサイル技術者が北朝鮮を訪れた場合、再入国を許さないことを定めた。入国管理局は、「誰が核・ミサイル技術者なのか判別できないため、制裁の実効性を担保するために、北朝鮮に行く可能性が最も高い朝鮮籍者から署名を受ける」ことを明らかにした。実際、朝鮮籍の中には、在日本朝鮮人総連合会(総連)側の人間が相当数いるとされている。

しかし、朝鮮籍という理由で旅行の自由を制限することはやり過ぎという指摘も出ている。東京新聞は、文部科学省が先月、地方自治体に朝鮮学校への補助金交付を停止するよう求め、法務省が統計で韓国国籍と朝鮮籍の分離集計を始めたことを取り上げ、「独自制裁の決定後、様々な分野で『朝鮮バッシング』が起こっている」と伝えた。



도쿄=장원재특파원 東京=チャン・ウォンジェ特派員 peacechaos@donga.com