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帰って来たシュティーリケの皇太子、李庭協が「原点に立ち返る」と定位置争いに気合

帰って来たシュティーリケの皇太子、李庭協が「原点に立ち返る」と定位置争いに気合

Posted March. 22, 2016 07:21,   

Updated March. 22, 2016 07:27

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20日、蔚山(ウルサン)で行われた2016現代(ヒョンデ)オイルバンクKリーグクラシックの試合を終えた李庭協(イ・ジョンヒョプ=蔚山・25)は、高速鉄道(KTX)に乗って一人でソウルに向った。21日の代表招集を控えて、友人の家で一泊するためだった。一時は「シュティーリケ号の皇太子」と呼ばれた李庭協だが、KTXで彼のことに気付いてくれた人は殆どいなかった。李庭協は、「帽子で顔を隠したわけでもないのに…。代表選手として一定の活躍していたときより気付いてくれるファンが少なくなった」と話した。

李庭協は昨年8月、顔面の複合骨折を起こしてから、しばらく代表に選ばれなかった。しかしウリ・シュティーリケ代表監督は2018年のロシアワールドカップ(W杯)アジア2次予選・レバノン戦(24日)を控えて、李庭協を招集した。7ヵ月ぶりに太極(テグク)マークを着けた李庭協は、「代表チームで自分が忘れられはしないかという不安もあった」とし、「以前代表チームでの活躍を忘れて、原点に立ち返りたい」と語った。また、「シュティーリケ監督が昨年のアジアカップを控えて突然抜擢してもらった時と同じ気持ちだ。感謝の気持ちと同時に、1分を出場することがあってもチームに役立てたい」と話した。

代表チームの同僚たちは、李庭園に祝福のメッセージを送った。李庭協は、「南泰煕(ナム・テヒ=レフウィヤSC)は『久しぶりに一緒にプレーできて嬉しい』と励ましてくれたし、李在成(イ・ジェソン=全北)は『招集までにリーグ戦をしっかり戦って来てな。今度はケガするなよ』と言ってくれた」と伝えた。

今季開幕を控えて蔚山にレンタル移籍した李庭協は、なかなか自分の調子がつかめずにいると言われていた。Kリーグクラシックの2試合でいまだ得点がない李庭協は、代表の定位置を巡る石鉉俊(ソク・ヒョンジュン=FCポルト)らとの争も楽観できない状態だ。

一方、シュティーリケ号は、レバノン戦とタイとの強化試合(27日)を全て勝つ場合、代表チームとして無失点の連勝記録(7試合)と連続試合無失点記録(引き分けを含めて8試合)を更新することになる。



정윤철기자 チョン・ユンチョル記者 trigger@donga.com