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エルペが国内大会最高記録で優勝、ソウル国際・東亜マラソン

エルペが国内大会最高記録で優勝、ソウル国際・東亜マラソン

Posted March. 21, 2016 07:14,   

Updated March. 21, 2016 07:27

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「韓国のために走る」という意味を込めた「呉走韓(オ・ジュハン)」という韓国名を持つウィルソン・ロヤナエ・エルペ(28=ケニヤ)が韓国マラソンの歴史を書き換えた。

エルペは20日、ソウル光化門(クァンファムン)広場をスタートし、蚕室(チャムシル)メインスタジアムまで走る国内唯一のゴールデンラベル大会である2016ソウル国際マラソン兼第87回東亜(トンア)マラソンで、2時間5分13秒の記録で優勝した。

エルペの記録は、2012年の同大会で打ち立てた自己ベストで、韓国で開催された大会史上過去最高記録である2時間5分37秒を24秒も短縮したもので、今シーズン世界4位にあたる好記録だ。2011年にケニア大会で初めてフルコースを完走したエルペは、同年10月、東亜日報慶州(キョンジュ)国際マラソンの優勝を皮切りに、6度出場した韓国大会(ソウル国際3回、慶州国際3回)で毎回優勝を果たした。

序盤から先頭グループに遅れることなく、ペースを落とさなかったエルペは32キロ地点で先頭のトップに飛び出した後、一度も首位を譲らなかった。

前回優勝後に帰化する意向を表明したが、今年1月、大韓体育会の審議で帰化決定見送りとなったエルペは、「4月の再審議の結果を待っている。是非韓国人になって8月のリオデジャネイロ五輪に出たい」と話した。

2位のエバンス・キプラガット・チェベト(ケニア=28、2時間5分33秒)も大会新記録を打ち立て、ソウル国際マラソンの「記録の産室」としての存在感を改めて示した。3位のマイク・クプルト・キゲン(ケニア・30)の2分6分10秒も国内大会5位に当る記録だ。



이승건기자 イ・スンゴン記者 why@donga.com