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「米国は韓国を差しおいて北朝鮮と平和協定はしない」 米情報局関係者が非公開で発言

「米国は韓国を差しおいて北朝鮮と平和協定はしない」 米情報局関係者が非公開で発言

Posted March. 17, 2016 07:16,   

Updated March. 17, 2016 07:28

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「talk(対話)とnegotiation(交渉)は違う。米国はいつも北朝鮮と対話のために多くの努力をしてきたし、このような努力は必要だ。しかし、それ以上、交渉に発展したことはない」。

米国の6者協議次席代表を務めたシドニー・サイラー国家情報局上級補佐官は6~10日、ワシントンで、韓国国策研究機関の統一研究院とオバマ政府の国家安全保障シンクタンク・新米国安全保障センター(CNAS)などが開催した非公開の会議で、このように強調した。崔鎮旭(チェ・ジンウク)統一研究院長は16日、東亜(トンア)日報とのインタビューで、「米国は北朝鮮政権と平和協定のような深い交渉は望まないだろう」と伝えた。

サイラー補佐官は、北朝鮮の4度目の核実験以前にあった米朝接触の転末も紹介したという。サイラー補佐官は、「北朝鮮が平和協定交渉を要求し、米国が『非核化を含む用意があるか』と尋ねたところ、北朝鮮が『非核化の話はできない』とした」と明らかにした。そして、「米国は平和協定交渉を考えていない。韓国人はこの問題を誤解している。米国が韓国を差しおいてすることはない」と何度も強調したと、崔院長は明らかにした。サイラー補佐官は、「北朝鮮の平和協定の主張は、韓米同盟を揺さぶって瓦解させようとする攻勢であり、北朝鮮の核開発を合理化しようとする主張だ。北朝鮮もすぐに平和協定交渉に至らないことをよく知っている」と述べたという。

ただ、サイラー補佐官は、「北朝鮮と韓半島の緊張緩和のための対話は必要だ」と話したと、崔院長は伝えた。「米国の対北朝鮮抑止力を過信するな。このために北朝鮮が挑発しないことはない。したがって、緊張を緩和するために(米国が北朝鮮と)対話することに敏感になる必要はない」と話したということだ。サイラー補佐官は、ダイアリーに挟んだ北朝鮮国連代表部関係者の名刺を見せ、「米国が対話のために非常に多くの努力をしている」と強調したという。

一方、邱国洪・駐韓中国大使は同日、高麗(コリョ)大学経営学部での特別講演で、「北朝鮮が国際社会の反対にもかかわらず核実験を強行した。北朝鮮は、国連安全保障理事会の北朝鮮決議に違反したため、代価を払わなければならない」とし、北朝鮮制裁の厳しい履行を強調した。また邱大使は、「制裁は決して目的になれず、核問題は交渉と対話を通じて解決策を模索しなければならない」という中国のアプローチを再確認した。



윤완준기자 zeitung@donga.com · 조숭호기자 ユン・ワンジュン記者 チョ・スンホ記者 shcho@donga.com