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孫興民、五輪代表OAに選出 所属クラブに配慮しA代表は除外

孫興民、五輪代表OAに選出 所属クラブに配慮しA代表は除外

Posted March. 15, 2016 07:10,   

Updated March. 15, 2016 07:15

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2016リオデジャイネイロ五輪の開幕まで4ヵ月も残っているが、五輪代表のオーバーエージ(OA)枠の一人は、14日にいち早く公開された。

孫興民(ソン・フンミン=24・トッテナム)を五輪代表のOAメンバーに選出することが決まった。23際以下の選手が出場する五輪サッカーでは登録メンバー18人のうち、24歳以上のオーバーエージ枠を最大3人まで起用できる。洪明甫(ホン・ミョンボ)氏(47=杭州緑城監督)が采配した2012年のロンドン五輪では、大会開幕を1ヵ月後に控えて18人の最終メンバーを発表しながら、3人のOA選手を公開した。

孫興民のOA決定は、申台龍(シン・テヨン)五輪代表監督(46)ではなく、ウリ・シュティーリケ代表監督(62)が先に公表した。シュティーリケ監督は14日、ソウル鍾路区新門路(チョンノグ・シンムンロ)のサッカー会館で2018ロシアワールドカップ(W杯)アジア地域2次予選レバノン戦(24日・安山)に臨むA代表メンバーを発表する中で、孫興民のOA決定について触れた。

シュティーリケ監督は、「今回のA代表招集メンバーで孫興民を外したのは五輪のためだ。申監督と話し合った上で、孫興民が五輪に出場できるよう、トッテナムに協力を要請した。その代わり、今回のA代表には招集しないことを決めた。トッテナムも孫興民の五輪出場について前向きに検討することにした」と明らかにした。

W杯とは違い、五輪は国際サッカー連盟(FIFA)が認める国際Aマッチでないため、プロリーグのクラブが所属選手の代表招集に応じる義務はない。このような事情を考慮し、シュティーリケ監督は五輪代表のために孫興民をA代表メンバーから除外したのだ。A代表は今年9月から始まるW杯アジア最終予選進出をすでに決めており、五輪が終わる8月までは日程に余裕がある。

申監督は同日、同じ場所でアルジェリアとの2度にわたる親善試合(25日=利川、28日=高陽)に出場する五輪代表メンバーを発表した。申監督は、「孫興民が『五輪に是非出たい』という強い気持ちがあると伝えてきた」とし、「残り2人のOA選手は五輪本大会の組み合わせ抽選(4月14日)が終わった後、相手を見て決めたい」と話した。

これまでA代表と五輪代表にまたがって活躍した権昶勲(クォン・チャンフン=21・水原三星)も五輪代表に名を連ねた。申監督は五輪代表の主力FWファン・ヒチャン(20=ザルツブルク)をメンバーから外した理由について、「今回は呼ばない代わりに、五輪開幕を控えて招集するときは所属クラブが、少し早めにファン・ヒチャンを送ってくれることにした」と説明した。申監督は、イ・スンウ(18=FCバルセロナ・フベニルA)を抜擢する可能性については、「(イ・スンウは)私の頭の中にはない」と言い切った。

一方、この日、コ・ミョンジン(28=アル・ライアン)と呉宰碩(オ・ジェソク=26・ガンバ大阪)はシュティーリケ号に初めて抜擢された。「シュティーリケ号の皇太子」と呼ばれる李庭協(イ・ジョンヒョプ=25・蔚山)も昨年8月の東アジアカップ以来7ヵ月ぶりにA代表に復帰した。



이종석기자 イ・ジョンソク記者 wing@donga.com