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北朝鮮のミサイル発射は韓国が仮想目標、労働新聞報道で明らかに

北朝鮮のミサイル発射は韓国が仮想目標、労働新聞報道で明らかに

Posted March. 12, 2016 07:07,   

Updated March. 12, 2016 07:14

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10日の北朝鮮の短距離ミサイル発射が、韓国攻撃用核ミサイル実験だったことが分かり、波紋を呼んでいる。

北朝鮮の労働新聞は11日、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が、「核抑止手段」を備えた戦略軍西部戦線攻撃部隊の弾道ロケット発射訓練を参観したと報じた。また、「今回の訓練は、海外侵略武力が投入される敵地域の港への攻撃を仮想し、ターゲット地域の設定された高度で核戦闘部を爆発させる方法で進められた」と伝えた。「敵地域の港」とは韓米合同軍事演習が行われている韓国のことであり、核戦闘部は核弾頭(核爆発装置)が搭載されたミサイルの弾頭部分を意味する。

北朝鮮が公然と韓国をターゲットに核ミサイル発射実験をしたのは初めて。盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領は2006年、北朝鮮のテポドン発射に対して「実際の武力攻撃のためのものではない」と言ったが、北朝鮮の核ミサイル開発が韓国ではなく米国を狙っただとか自衛権だという当時の評価が誤りであったことが判明したのだ。



윤완준기자 ユン・ワンジュン記者 zeitung@donga.com