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ソウル外郭循環高速道路の北部区間の通行料が高すぎる、国土部が苦情受け料金調整を検討

ソウル外郭循環高速道路の北部区間の通行料が高すぎる、国土部が苦情受け料金調整を検討

Posted March. 09, 2016 07:21,   

Updated March. 09, 2016 07:34

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ソウル外郭循環高速道路(外郭循環道路)の長さは127.7キロ。ソウルを中心に、京畿道(キョンギド)地域の外郭を円形につなげる都市循環高速道路だ。京畿道城南市板橋(ソンナムシ・パンギョ)から松波(ソンパ)~退溪院(テゲウォン)~議政府(ウィジョンブ)~高陽(コヤン)~仁川(インチョン)~(ケヤン)~始興(シフン)~安養(アンヤン)を経て、再び板橋に循環する路線となっている。城南市盆唐(ブンダン)、高陽市一山(イルサン)などの1期目新都市の交通難解消のため、1988年2月着工して、2007年12月に全区間が開通された。

外郭循環道路は一つの路線だが、区間によっては運営主体が異なる。政府が直接投資した南部区間(91.4キロ)は韓国道路公社が、北部区間(36.3キロ=一山~退溪院)は1兆5000億ウォンを投資した民間資本会社である(株)ソウル高速道路が引き受けて運営する。

問題は、民間資本会社が管理する北部区間が南部区間に比べて、通行料が高いことだ。南部区間の通行料は1キロ当たり平均50ウォンだが、北部区間は132ウォンと、2.6倍も高い。南部区間は長さが北部区間の2.5倍もあるが、4600ウォンで通行できる一方、北部区間は4800ウォンも払わなければならない。

本線の楊州(ヤンジュ)・佛巖(ブルアム)インターチェンジではそれぞれ3000ウォンと1800ウォンを徴収している。支線料金所の高陽インターチェンジ(1000ウォン)、統一路(1100ウォン)、松楸(ソンチュ=1400ウォン)、ビョルネインターチェンジ(1400ウォン)でも通行料を受け取っている。南部区間の金浦(キムポ=900ウォン)や始興(シフン=900ウォン)、淸溪(チョンゲ=1000ウォン)、城南(1000ウォン)の通行料より最大3倍以上も差がある。また、通勤時間や夜間に、南側は最大で50%も割引するが、北側はこのような恩恵もない。

京畿道北部の住民らや複数の地方自治体は、開通直後から通行料差別の解消を主張してきた。昨年8月は、ソウル•京畿道の15の自治体が共同対策協議会を立ち上げて、対応に乗り出した。汎市民署名運動には300万人以上が参加した。これを受け、国土交通部は昨年11月から、「ソウル外郭北部民間資本区間通行量改善対策に関する外部研究委託」を行っている。これとは別に、京畿道も同様に通行料体系調整案について外部に研究を委託している。

2008年5月に開通した民間資本道路の一山大橋も事情は変わらない。高陽市法串洞(ボブゴッドン)~金浦市傑浦洞(コルポドン)の1.84キロ区間を通るのに、通行料は1200ウォンもする。1キロ当たり652ウォンであり、外郭循環道路の南部区間より13倍以上も高い。仁川空港高速道路に次いで全国高速道路の中では2番目に高い。京畿道は現行の最小運営収入保障方式を変えて、通行料を引き下げようとしたが、民間事業者である一山大橋(株)がこれを受け入れず、白紙となった。高陽市の崔星(チェ・ソン)市長は、「事業方式が異なるからといって、通行料に過度な差があるのは社会的公平性に反することだ」と言い、「物流費の削減や大規模投資の活性化のためにも、通行料引き下げが切実だ」と話した。



조영달 チョ・ヨンダル記者 기자