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「韓米同盟の意味も分かっていない」 米国の知韓派研究者らがトランプ氏の外交政策を批判

「韓米同盟の意味も分かっていない」 米国の知韓派研究者らがトランプ氏の外交政策を批判

Posted March. 07, 2016 07:18,   

Updated March. 07, 2016 07:23

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米ワシントンの知韓派の東アジア専門家たちが、共和党の大統領選候補のドナルド・トランプ氏の韓半島政策に深刻な憂慮を示した。

米国務省韓国課長を務めたデービット・ストラウブ・スタンフォード大学アジア太平洋研究センター副所長は5日、「トランプ氏は、韓米同盟がどれほど重大な国際政治的に意味を持つのか分かっていない」と指摘した。特に、トランプ氏が在韓米軍防衛費分担金問題を取り上げ、韓国の「安保無賃乗車論」を主張したことについて、「すべての事案を帳簿上で判断しようとするマインドから抜け出せずにいる」と皮肉った。また、「オバマ政府の『アジア再均衡政策』も中長期的に米国の経済的利益に役立つが、トランプ氏は『オバマが作ったものは全てなくす』と反対している」と指摘した。

新米安全保障センター・アジア太平洋安全保障プログラム上級部長のパトリック・クローニン氏も、電子メールでのインタビューで、「トランプ氏が大統領になるなら、韓米関係をどのように引っ張っていこうとしているのか、特に最近のような北朝鮮の相次ぐ挑発にどのように対処しようとしているのか分からない」と指摘した。また、「トランプ氏が中国を動かして北朝鮮を変化させると繰り返し言うのは注目に値する。歴代の中国政府は強いリーダーシップを持つ米指導者を相手にすることを好んだ」としながらも、「トランプ氏の中国に対する発言は、せいぜい『私はうまく中国を相手にできる』、『私は世界に多くのホテルを持っている優れた交渉家だ』と言っているにすぎない」と強調した。

米外交問題評議会(CFR)のスコット・スナイダー上級研究員は、「米大統領選挙を控えた今秋、北朝鮮が再び挑発する可能性がある」とし、「そのようなことがあってもトランプ氏は『中国に圧力をかけて狂った金第1書記を追い出す』、『私が政権に就けば、米軍を強くさせる』と発言するだけだろう」と話した。スナイダー氏は、「上院外交委員会のテッド・クルーズ、マルコ・ルビオ上院議員がトランプ氏のあきれた外交知識をなぜ具体的に問題にしないのか理解できない」と話した。



워싱턴=이승헌 ワシントン=イ・スンヒョン特派員 특파원ddr@donga.com