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在フィリピン韓国人殺人容疑者、両国の捜査共助により逮捕

在フィリピン韓国人殺人容疑者、両国の捜査共助により逮捕

Posted March. 01, 2016 13:58,   

Updated March. 01, 2016 14:14

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先日フィリピンで発生した韓国人死亡事件と関連し、韓国警察が現地との捜査共助を通じて有力な容疑者を逮捕した。

警察庁は29日、フィリピン・マニラ外郭のカヴィテ州にある住宅で先月21日、家主の韓国人・パク某氏(68)を凶器で殺害した疑いが持たれているA容疑者を、26日現地で逮捕したと発表した。10代後半のフィリピン女性A容疑者は、地方大学の教授出身で数年前に単身でフィリピンに移住したパク氏の自宅で、先月から家政婦として働いていたという。

フィリピンから共助の要請を受けた韓国警察は、現場鑑識、映像分析、犯罪分析、法医学の4分野の専門家からなる捜査チームを、先月23日現地に派遣した。

映像分析専門家は村の入り口に設置された監視カメラを分析し、死亡したとされる時間にA容疑者が村を訪れた事実を確認した。犯罪分析専門家は犯行の現場を確認し、近隣に聞き込み調査を実施して、面識犯が偶発的に犯行に及んだ可能性が高いと、現地警察にアドバイスした。遺体の首や胸などの刀痕も、力の弱い女性や高齢者によるものとされた。

今回の容疑者逮捕は、韓国警察が在フィリピン韓国人を保護するため、凶悪犯罪が発生した場合初動捜査の段階から合同捜査を行うことでフィリピン側と協議した結果だ。フィリピン現地で2014年10人、昨年は11人の韓国人が殺害されたため、現地での捜査協調は欠かせなかった。警察庁の関係者は「フィリピンで事件発生から5日で殺人容疑者が特定されるのは、珍しいことだ」とし、「現地警察のさらなる捜査が必要だが、有力な容疑者が事件現場にいた事実を確認しただけに、事件は近いうちに解決するだろう」と述べた。



박훈상기자 パク・フンサン記者 tigermask@donga.com