三星電子がS7シリーズの発売を例年(前作の「ギャラクシーS6」と「ギャラクシーS6エッジ」は昨年4月10日)より1か月繰り上げたのは、今年第1四半期(1~3月)の業績回復のための戦略的判断だという見方が出ている。三星電子は昨年第4四半期(10~12月)の営業利益が6兆1000億ウォンと、5期ぶりに下落に転じた経緯がある。また、昨年はエッジモデルの需要予測の失敗や局面ディスプレイ収率の低さのため、初期物量の供給に支障ができたが、今年は受給問題に自信を持つようになったことも、販売時期繰り上げの背景となっているという見方もある。
製品価格(32GBモデル基準)は、ギャラクシーS7は80万ウォン台前半、エッジは90万ウォン台半ばと、前作と同様か少し低いという。実際、すでにオンラインでの事前注文を受け付けているアラブ首長国連邦(UAE)市場では、S7が2399ディルハム(約80万6000ウォン)、エッジは2799ディルハム(約94万7000ウォン)で販売されている。
LG電子は3月末か4月末に予定されている戦略スマートフォン「G5」のグローバル発売を控えており、3月中旬以降予約販売に踏み切る予定だ。
김창덕기자 キム・チャンドク記者 drake007@donga.com