Go to contents

韓国系2世のルーシー・コ氏、米連邦巡回区控訴裁判所判事に指名

韓国系2世のルーシー・コ氏、米連邦巡回区控訴裁判所判事に指名

Posted February. 27, 2016 07:21,   

Updated February. 27, 2016 07:37

한국어
アップルと三星(サムソン)電子の特許紛争の判事だった韓国系ルーシー・コ(韓国名コ・ヘラン・48)判事が、連邦巡回区控訴裁判所(高等裁判所)の判事に指名された。

オバマ大統領は25日(現地時間)、コ判事を第9区域連邦巡回区控訴裁判所の判事に指名し、「不屈の精神と公平性を持った最高の判事として自分を差別化してきた」と指名の背景を説明した。

上院の聴聞会を経て任用が確定すれば、ハーバート・チェ(チェ・ヤンジョ・1916~2004)判事に続き、韓国系では2人目の控訴裁判所判事が誕生することになる。終身職である控訴裁判所の判事は現在79人。

コ判事は、1968年にワシントンで生まれた韓国系2世で、ハーバード大学で社会学を専攻し、同大学法学部を卒業した。その後、連邦法務省職員、連邦検察、カリフォルニア州サンタクララ郡の判事を経て、2010年に米カリフォルニア北部の連邦地方裁判所の判事に任用された。韓国系の女性では初めてだった。「世紀の特許裁判」と呼ばれたアップルと三星電子の事件など大型のシリコンバレー裁判を担って有名になった。

コ判事は、米連邦最高裁判事のアントニン・スカリア氏の突然の死で空席になった最高裁判事候補にも名前が挙がっていた。スカリア最高裁判事も、連邦巡回区控訴裁判所判事を経て連邦最高裁判事に任命された。



권재현기자 クォン・ジェヒョン記者 confetti@donga.com