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5時間の銃乱射で8人が死傷、容疑者は40代の「ウーバー」運転手

5時間の銃乱射で8人が死傷、容疑者は40代の「ウーバー」運転手

Posted February. 23, 2016 07:15,   

Updated February. 23, 2016 07:24

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先週末、「無差別」銃乱射により8人の死傷者が出た事件の容疑者が、ウーバー(Uber)の運転手であることが明らかになり、ウーバーの運転手身元調査システムの安全性が議論の的になっている。

21日CNNなど米国メディアによると、配車サービスのウーバー所属運転手、ジェイソン・ドルトン容疑者(45)は20日午後5時40分から5時間以上にわたって、ミシガン州の小都市カラマズーでタクシー営業の合間に銃器を乱射し、6人が死亡、2人が重体となった。

被害者たちは、マンションやレストランの駐車場、車の販売店の前に立っていた。容疑者が運転していたタクシーの客の中に被害者はいなかった。最初の犯行を行う直前、容疑者の車に乗ったという男性は、「容疑者は運転中電話に出て、急変した。信号を無視し、乱暴に運転した。自分は車がしばらく停車している間に、車を飛び降りて逃げた」と警察に供述した。

警察によると、容疑者には犯罪歴がなく、犯行の動機はまだわかっていない。被害者の間に共通点もなかった。隣人たちは容疑者がやさしい人だったが、自宅の裏庭で定期的に射撃練習をするなど、銃器に執着していたと伝えた。

この事件は、ウーバーが11日、運転手身元調査システムの安全性を誇張したとの理由で起こされた2件の集団訴訟で敗訴し、顧客らに2850万ドルを賠償した直後に発生した。原告側は、ウーバーがタクシーを1回利用するたびに、客に2.3ドルの安全手数料を課していながらも、運転手の性的犯罪の前科や指紋の照会などを行っていなかったと主張した。ウーバーはこの訴訟で敗訴したため、広告文章に安全関連用語を使えなくなった。「安全手数料」も「予約手数料」に変更された。

ワシントン・ポスト紙は21日、今回の銃乱射事件の捜査を担当したサンフランシスコ地方検察庁のジョージ・ガスコン検事がフォーブス誌に対し、「ウーバーの運転手身元調査システムに欠陥が見つかった。ウーバーの運転手の中には、性的犯罪や窃盗、拉致、殺人などの前科のある人がいる」と明らかにしたと報じた。ウーバー側は、「ドルトン容疑者の身元調査の時、問題は見つからなかった」とした上で、「今回の無差別銃撃事件は衝撃的であり、遺憾に思う。警察の捜査に最大限協力する」と明らかにした。



주성하기자 チュ・ソンハ記者 zsh75@donga.com