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「横道な犯罪者の顔など隠すな」 実娘殺害遺棄事件の現場検証で住民たち激怒

「横道な犯罪者の顔など隠すな」 実娘殺害遺棄事件の現場検証で住民たち激怒

Posted February. 06, 2016 07:19,   

Updated February. 06, 2016 07:29

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5日、京畿道富川市素砂区(キョンギ・ブチョンシ・ソサグ)のとある住宅。父親から暴行を受けて死亡した後、1年近く放置されていた女子中学生のイ某さん(死亡当時は13歳)事件の現場検証が行われた。午前から自宅周辺には住民100人余りが詰めかけてきた。正午12時ごろ、牧師である父親のイ某容疑者(47)と継母のベク某容疑者(40)が到着した。帽子をすっぽりかぶり、マスクまでつけた容疑者らが姿を現すと、住民たちの間からは憤りの声が沸き起こった。ク某氏(61)は、「牧会の仕事を手がけている人がこんなに恐ろしいことをしでかすなんて、なおさら許せない」と言い、「顔を見て暴言でもはくつもりで待っていたが、腹が立つばかりだ」と声を荒げた。

現場検証は静かに行われた。二人は、木の棒や箒でイさんの手のひらや太ももなどを殴った行動を、淡々と繰り返した。警察の関係者は、「取り調べの時に供述した内容を、そのまま割合落ち着いて行った」と話した。これに先立って、拘束令状の実質審査直前に二人は、「罪悪感はないか」という取材陣の質問に対し、何事もしゃべらなかった。

警察は同日、児童虐待致死及び遺体遺棄の容疑で、二人を拘束した。旧正月連休も捜査を続けた後、11日午後、検察に事件を引き渡す予定だ。何よりも殺人罪を適用できるかどうかに、捜査の焦点を合わせるものとみられる。警察は先月15日に明らかになった富川小学生遺体バラバラ事件当時、被疑者夫婦の殺人罪を解明した法律支援チームを投入した。

一方、2012年からイさんの面倒を見てきた継母のベク容疑者の妹(39)は、同日午前、釈放された。警察は、妹の児童虐待容疑は立証が容易でないという検察の判断によって、釈放を決めた。妹は同日、「子供の日記帳を改めてみても、うちで虐待などをうけたことは全くなかった」と主張した。しかし、警察の関係者は、「在宅起訴の状態で暴行や虐待行為の如何を引き続き捜査していくつもりだ」と明らかにした。



부천=김도형기자 dodo@donga.com · 부천=박희제기자  キム・ドヒョン パク・ヒジェ min07@donga.com