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家庭不仲や家庭崩壊が児童虐待につながる

家庭不仲や家庭崩壊が児童虐待につながる

Posted February. 05, 2016 09:09,   

Updated February. 05, 2016 09:17

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死別と再婚、その過程で浮き彫りになった家族内不仲や家庭崩壊…。牧師である父親の暴力によって死亡した京畿富川(キョンギ・ブチョン)の女子中学生は、このような悪循環の輪の中で、残忍な児童虐待の犠牲となった。継母との不仲が続いて兄は家出し、姉と本人はそれぞれ父親の知人や継母の妹の自宅に送られ、放任や虐待にさらされたのだ。昨年末、仁川(インチョン)で見つかった体重16キロの少女の虐待事件も、同棲中の女や父親の放任から始まった。

家庭の不仲や家庭崩壊の過程で起きた複数の問題が、衝撃的な児童虐待へと繋がる事例が相次いでいる。我が国の離婚や再婚が過去に比べ大幅に増えている上、現代都市社会での片親世帯の増加など、家族構成が変わることで、このような事例も増えるだろうと専門家らは指摘している。

統計庁の「2014年の婚姻・離婚の統計」と題した資料によると、昨年の離婚件数は計1万5500件に上る。夫婦1000人当たりの離婚件数は、1970年初頭の10件から2000年代半ばでは138件へと、13倍ほど増えた。母親、または父親1人と未婚の子供で構成された片親世帯が増えたことで、子供たちが一人に放置される時間も増えている。

4日、女性家族部によると、昨年全国5018世帯の家族実態について調査した結果、片親世帯の小学生子供3人中2人(63.7%)が、放課後1時間以上一人でいることが分かった。4時間以上一人でいる子も、21.5%もあった。中央児童保護専門機関によると、2014年に寄せられた児童虐待1万27件中、放任が1870件と、単一虐待として最も多かった。



이정은 イ・ジョンウン記者 기자lightee@donga.com