ソン・ヨンハンは1日、シンガポールのセントーサゴルフクラブ(パー71・7398ヤード)で開幕したSMBCシンガポールオープンの4日目の残り試合で3ホールを連続でパーで食い止め、通算12アンダー272打で優勝した。大会の賞金総額(100万ドル)より多い120万ドルの招請料をもらって出場したスピースを1打差で抜いて頂点に立ったソン・ヨンハンは優勝賞金18万ドルを獲得した。
スピースが最終ホールでバーディーを叩くなど4日目には出場選手の中では最多の5打を減らし、1打差まで追いついたが、ソン・ヨンハンは逆転を許さなかった。ソン・ヨンハンは前日、気象悪化で回り切れなかった16番で4メートルのパーパットを成功させ、最後の危機を乗り切った。
ソン・ヨンハンは、「ドライバーショットを引っ張ってスイングしてボールをハザードに送ってしまった4日目の7番をボーギーで抑えたのが勝負所だった。16番でパーを成功してから、残りのホールもうまく行けるという自信が生まれた」と話した。また、「夜明けに起きて残り試合に備えた」と言い、「(スピースの終盤の追い上げに対しても)自分のスイングをすれば良いんだと、何度も自分に言い聞かせたのが良い結果につながった」と語った。
2013年の韓国プロゴルフ(KPGA)ツアーでデビューしたソン・ヨンハンは、韓国と日本で新人王となったが、優勝とは縁がなかった。両国のツアーで準優勝だけを6回経験しているソン・ヨンハンは、「周りからは最初のボタンをかけるのが一番難しいといわれてきたが、大きな大会で優勝を果たせた。目標をシーズン3勝に高く設定することにした」と抱負を語った。ソン・ヨンハンは、4日開幕のレオパレス21ミャンマーオープンに出場する。
강홍구기자 カン・ホング記者 windup@donga.com