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北朝鮮・崔竜海氏の身辺に異常か、葬儀委員から外される

北朝鮮・崔竜海氏の身辺に異常か、葬儀委員から外される

Posted November. 09, 2015 07:19,   

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北朝鮮の金日成(キム・イルソン)主席と共に活動したパルチザン第1世代の李乙雪(イ・ウルソル)が肺がんで7日、94歳で死去した。李乙雪が亡くなったことで、パルチザン第1世代の代表的な人物はいなくなった。

北朝鮮は、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が委員長を務める国家葬儀委員会を構成し、李乙雪の葬儀を国葬で執り行うことを決めた。李乙雪は、金第1書記と同じく北朝鮮軍で最も高い階級の「元帥」だった。1994年に金主席が死去するまで、警護の責任を負う護衛総局長を務めた。

北朝鮮の報道機関が8日に発表した李乙雪葬儀委員名簿に崔竜海(チェ・リョンヘ)労働党書記(勤労団体担当)の名前がなく、その背景が注目されている。北朝鮮が発表した171人の葬儀委員には、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)軍総政治局長や金元弘(キム・ウォンホン)国家保衛部長など党・政・軍の主な権力エリートが名を連ねた。偶然にも、崔竜海書記は李乙雪のように金主席と共に活動したパルチザン第1世代チェ・ヒョンウィの息子だ。

韓国情報当局は、崔書記の身に何かあったのか確認に乗り出した。統一部は、「葬儀委員名簿から外されることは非常に異例のこと」と明らかにした。

専門家たちは、崔書記が解任された可能性に注目している。匿名を求める国策研究所関係者は、「粛清された可能性も排除できない」と話した。もし崔書記が解任あるいは粛清されたとすれば、△先月、中国序列5位の劉雲山政治局常務委員の訪朝の際、中朝関係に関する業務処理が金第1書記の気に触って問責されたか、△不正に関与したか、△金第1書記を非難する発言が発覚したか、いくつかの可能性が取り上げられている。ある消息筋は、「崔書記は自分の力を誇示して傲慢に振り舞う性格」と伝えた。

崔書記の最後の公の活動は、先月31日付の労働新聞に来年の労働党第7回大会に関する文を掲載したことだった。金第1書記の随行は、先月19日の青峰(チョンボン)楽団公演の観覧が最後だった。一方、呉日晶(オ・イルジョン)党軍事部長と李載イル(リ・ジェイル)宣伝扇動部長も葬儀委員名簿に名前がなく、彼らの身にも何かあったのではないかと見られている。