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「韓国テニスの希望」チョン・ヒョン、ウィンブルドン選手権に出場

「韓国テニスの希望」チョン・ヒョン、ウィンブルドン選手権に出場

Posted June. 27, 2015 06:46,   

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ウィンブルドン選手権(全英オープン)は1877年に創設され、4大メジャー大会の中では最も長い歴史を誇る。しかし昨年まで本選入りを果たした韓国の男子選手は、イ・ヒョンテクが唯一だ。それさえもイ・ヒョンテクが1回戦の途中、負傷で棄権した2008年が最後だった。

今年は、韓国テニスの希望として急浮上したチョン・ヒョン(19・写真)が、由緒あるウィンブルドンの緑の芝生コートに立つ予定だ。先月世界ランキングを自己ベストの69位まで引き上げ、ウィンブルドン選手権への自動出場権を手に入れたチョン・ヒョンは、ここ4週間欧州で芝生コート適応トレーニングを行いながら決戦に備えてきた。

29日、英ウィンブルドンのオールイングランド・クラブで開幕される今大会で、チョン・ヒョンは初のメジャー大会優勝を目指す。2013年、ウィンブルドン・ジュニア男子シングルスで準優勝を果たした経験もある。チョン・ヒョンは「ユン・ヨンイル・コートと一緒に、約1か月間コンディションを整えることに集中した。芝生コートは表面が滑りやすく、サーブやレシーブが特に重要になると思う」と話した。

ジュニア有望株ホン・ソンチャンのコーチとして今大会に出場するイ・ヒョンテクは、「ヒョンはスピン量の少ない球質であり、芝生であまり跳ねないという強みがある。頻繁な雨により試合が中断し、待機時間が長くなる可能性があるだけに、流れを維持することが重要だ」とアドバイスした。チョン・ヒョンの父親である水原(スウォン)工業高校テニス部のチョン・ソクジン監督は、「以前プレーをした経験のあるコートであり、気持ち的には楽になり得ると思う」とし、期待を示した。ウィンブルドン選手権で韓国人選手が達成した最高成績は、イ・ヒョンテクが2007年に記録した3回戦進出だった。

今年同大会の賞金総額は2675万ポンド(約469億ウォン)で、男女シングルスの優勝者には188万ポンド(約33億ウォン)が与えられる。ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は男子シングルス2連覇を目指している。女子シングルスでセリーナ・ウィリアムズ(米国)は、昨年の全米オープンと今年の全豪オープン、全仏オープンに続くメジャー4大会連続の優勝に挑む。