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中国、2月に北朝鮮のAIIB参加を拒否 RFA報道

中国、2月に北朝鮮のAIIB参加を拒否 RFA報道

Posted April. 01, 2015 07:12,   

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北朝鮮が、中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に参加しようとしたが、中国が拒否したという。

米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)は先月30日、英国のネット経済メディアのエマージング・マーケットを引用してこのように報じた。中国の外交筋によると、北朝鮮は2月に特使を送り、AIIB臨時事務局の金立群事務局長にAIIBへの参加意思を伝えたが、「参加不可」の通知を受けたという。

同筋は、北朝鮮の金融・経済体制が国際機構に参加する水準に達していないために参加が拒否され、北朝鮮は中国の「断固たる拒否」に衝撃を受けたと伝えた。

アメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)のニコラス・エーベスタット研究員は、欧米諸国がAIIBの透明性に疑問を表明した状況で、中国は北朝鮮の参加要請を受け入れることができなかったとみえると分析した。エーベスタット氏は、1997年10月の国際通貨基金(IMF)が北朝鮮に対して「参加非適格」の判定を下したことも言及した。

経済・金融の専門家たちは、その後も北朝鮮の状況は大きく変わっていないと見ている。世界銀行の元幹部は、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「北朝鮮では金融システムというもの自体がない」とし、「北朝鮮住民も国家システムを信頼せず、現金を銀行に預けない」と強調した。

一方、張成沢(チャン・ソンテク)氏の粛清後、中国との冷え切った関係が続いている北朝鮮は、平壌(ピョンヤン)駐在の中国大使が交代したことを一行だけ短く報道した。労働新聞は31日、最高人民会議常任委員会の金永南(キム・ヨンナム)委員長に、「李進軍・駐朝中華人民共和国特命全権大使が30日、平壌の万寿台議事堂で信任状を奉呈した」とだけ伝えた。このような短い報道は、ぎこちない中朝関係を表していると見られている。



jkim@donga.com