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鄭東泳氏が再・補選への出馬を表明、新政治には非常事態

鄭東泳氏が再・補選への出馬を表明、新政治には非常事態

Posted March. 31, 2015 07:25,   

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野党新政治民主連合を離党した鄭東泳(チョン・ドンヨン)元議員(写真)が4月29日の再・補欠選挙でソウル冠岳(クァンアク)乙選挙区に出馬する意向を30日、明らかにした。

鄭氏は同日、ソウル汝矣島(ヨイド)の社団法人「大陸へ向かう道」事務所で会見し、「冠岳乙選挙は『このままで良い』とする既得権勢力と『このままでは駄目だ』という国民間の一騎打ち」だとし、「既得権益保守政党の体制を破ることに一身を投げ出す」と述べた。

これで再・補選が行われる4選挙区のうち、光州(クァンジュ)乙と冠岳乙を勝利有力地域と予想していた新政治連合としては非常事態となった。選挙構図は朴槿恵(パク・クンヘ)政権に対する審判ではなく、野党の主導権争いへの移行する様相を呈している。

鄭氏は会見で「保守と中道を標榜する巨大な既得権政党の目標は何なのか。政治は彼らだけのお祭りになった」とし、「これを変えるための亀裂を、冠岳区で(作るため)真っ向から勝負したい」と意気込みを語った。その上で「私と国民の会が勝てば、政治に地殻変動をもたらすだろう」と話した。

セヌリ党は野党票の分散という有利な状況を喜ぶ雰囲気だ。金武星(キム・ムソン)代表は「(鄭氏の)出馬は野党分裂だと思う」とし、「前回の選挙で(新政治連合が)従北勢力と組んだのようことは二度とあってはならない」と述べた。

反面、新政治連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表は「冠岳乙の選挙がさらに難しくなった」とし、「誰のための選択なのか、何のたまの選択なのか、もどかしい」と話した。また「候補一本化を議論をするようなことはないだろう」と述べ、鄭氏との対決姿勢を鮮明にした。