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韓中FTAに仮署名…開放度が低く、関税引き下げ効果に疑問

韓中FTAに仮署名…開放度が低く、関税引き下げ効果に疑問

Posted February. 26, 2015 07:11,   

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韓国の中国向け輸出上位10品目のうち、韓中自由貿易協定(FTA)の発効と同時に直ちに関税が撤廃される品目はわずか1品目であることが分かった。中国向け全体輸出において、FTAの発効直後に関税が撤廃される割合も5.2%(輸出額基準)に止まり、韓中FTAの実質的効果は大きくないだろうという指摘が出ている。

産業通商資源部は25日、韓国と中国がこのような内容の商品譲許案を盛り込んだ韓中FTA協定に仮署名した後、外交チャンネルを通じて協定文の英語版を取り交わしたと明らかにした。韓中両国は昨年11月、韓中FTA交渉の実質的妥結を宣言したあと、政府代表間の協定文の文案協議や法律検討作業を経て、交渉を公式に終える仮署名を完了した。

韓中FTAが締結されても、両国の主要交易品目は開放度が低く、実際の関税引き下げ効果は大きくないという見通しだ。交易品目を区分する基準といわれているHSコードで韓国の中国向け輸出上位10品目について分析した結果、FTA発効と共に関税が撤廃される品目は、唯一「軽油などの石油製品(航空灯油、パラフィン)」だけだ。韓国が中国から輸入する品目のうち、一部の家電製品を除けば、上位1〜9位の品目は現在でも無関税で輸入されたり、10年が過ぎてから関税が撤廃されるものだ。