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戦闘機の部品交換を偽装して240億ウォンを横領

戦闘機の部品交換を偽装して240億ウォンを横領

Posted February. 17, 2015 07:08,   

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韓国空軍のKF−16戦闘機とF−4戦闘機は、北朝鮮軍との実戦では正常に飛行し、戦うことができるだろうか。

防衛事業不正を巡る政府合同捜査団(団長=金基東検事長)は、交換対象部品を交換せず、書類を改ざんし240億ウォン余りの戦闘機整備のための国防費を横領した容疑(特定経済犯罪加重処罰法上の詐欺)で、予備役中将など6人を拘束起訴し、16日、最終捜査結果を発表した。検察の捜査結果、予備役中将のチョン某容疑者(67)と予備役大佐のウ某容疑者(55)などは、空軍副仕官出身のパク某氏(53=拘束)が設立した戦闘機整備会社・ブルニアの会長や事業本部長として在職しながら、空軍や防衛事業庁を相手にロビーを行いながら、長期間に渡り犯行を行ってきたことが明らかになった。彼らは整備コストや戦闘機整備予算に関する情報を収集して整備代金の水増しに活用し、問題が浮き彫りになったときは、それをなだめる役割を果たしてきた容疑がもたれている。

ブルニアは、防衛事業庁や空軍軍需司令部と2006年から2011年の計5年間に渡って数千件の部品のついて、457億ウォン規模の契約(32件)を交わし、その半分以上の243億ウォン分の部品は実際には交換をせず虚偽の報告をし、国を相手に詐欺を働いたことが明らかになった。パク容疑者などは、F−4戦闘機に入るサーボシリンダーの構成部品を、国内協力会社から購入して交換したかのように見せかけ、虚偽購入の税金契約書を防衛事業庁に提出して金だけを受領、高価な輸入部品のKF−16戦闘機の敵味方識別装置の入る「ダウンコンバーター」は、虚偽の輸入届出済み証書を作って騙した。特に、予め模造部品を作って、あたかも交換した廃部品であるかのように軍当局を騙し、後で発覚することが無いよう、該当模造部品を軍倉庫から盗み取ることまでした。

合同捜査団は、監査院の監査で不正が明らかになると、2年6ヵ月間逃亡生活をしていたパク容疑者を昨年末に逮捕し、同社の会長のチュ某容疑者(51)も、先月16日共犯で拘束起訴した。整備代金のコスト算定と関連して、便宜を図る代わりにパク容疑者から2008年と2009年に渡って、計4500万ウォンを受け取った防衛事業庁元事務官のキム某氏(62)は、先月23日拘束起訴された。