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日本警察、一家殺人犯を最後まで追跡する

日本警察、一家殺人犯を最後まで追跡する

Posted January. 02, 2015 08:24,   

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日本司法当局が公訴時効まで撤廃しながら、14年間、一家の殺害犯人を追っている。事件が起きたのは、2000年12月31日未明。東京世田谷区上祖師谷の一戸建て住宅に強盗が押し入り、夫婦と2人の子供の一家4人を殺害して逃げた。警視庁は、血痕調査などを通じて、犯人の血液型はA型であり、身長は170センチ前後と明らかにした。現場では、数十個の指紋も検出され、前科照合をした結果、初犯であることが分かった。

しかし、犯行は大胆なものだった。一家を残忍に殺害した後、冷蔵庫からアイスクリームやお茶を取り出して食べたり飲んだりしたほどだ。1階の書斎で、被害者のコンピューターをいじったり、2階のソファではしばらく眠ったりもした。残忍かつ大胆に犯行に、日本人やメディアが驚愕した。

しかし、行方を追うことができなかった。犯人が履いていた運動靴が韓国製ブランドだということが分かり、韓国にまで捜査員を派遣して、韓国人前科者らの指紋と照合したが、同じ指紋を持った韓国人を探すことができなかった。遺族らは、家族が殺害された別の事件の遺族らと連携して、09年2月、「殺人事件の被害者の遺族会」を立ち上げた。そして、強力犯罪の公訴時効の廃止を要求し、いよいよ、2010年、死刑に当たる犯罪の公訴時効(25年)を撤廃する刑事訴訟法の改正まで引き出した。

警視庁はこれまで、延べ23万人の捜査員を投入した。今は、38人が当たっている。現場保護のため、24時間、警察官が常駐して、事件現場を守っている。犯人に関わる情報の提供者に掲げた懸賞金2000万円(約1億8200万ウォン)は、懸賞金史上最高額だ。事件発生から14年が経った昨年12月30日、警視庁の約30人の捜査員が、事件現場を訪れて献花した。日本経済新聞によると、警視庁の駙木樹哉調査1課長は献花後、「14年間、犯人を逮捕できず、誠に申し訳ない。必ず犯人を捕まえるという決意で捜査に臨みたい」と語ったという。