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ブラウン管テレビ、来年にも生産終了 読売新聞が報道

ブラウン管テレビ、来年にも生産終了 読売新聞が報道

Posted December. 09, 2014 04:26,   

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日本の読売新聞は8日、ブラウン管テレビの生産が来年にも終了する見通しだと報道した。高画質の液晶ディスプレイ(LCD)テレビの普及で、ブラウン管テレビは使われなくなったためだ。

同紙によると、現在世界でブラウン管テレビを製造しているのは、シャープとインドのメーカー2社の計3社だけだ。フィリピン工場でブラウン管テレビを生産しているシャープは、来春まで生産を終える方針を決めた。インドの2社も来年中に生産を終了する方向で検討を進めている。

ブラウン管テレビは、ドイツの物理学者カール・フェルディナント・ブラウンが電波を映像に変える「ブラウン管」を発明して以来、世界の主な製造メーカーが大量生産体制の構築に着手した。英国のBBC放送は、1936年世界で初めて白黒テレビでの放送をスタートした。米国企業のRCAは1946年、世界に先駆けてブラウン管テレビの量産化に着手した。日本で初めて量産に踏み切ったのは1953年、シャープだった。韓国では1956年5月、世界で15番目にブラウン管テレビの販売が開始された。

産業化時代のブラウン管テレビは多くの消費者を魅了し、全盛期を謳歌した。第二次世界大戦で敗北した日本の国民は1950〜60年代、在日出身のプロレスリング選手・力道山が巨体の西洋人選手を倒す姿をブラウン管テレビで視聴しながら、復興の意志を固めた。

市場調査機関「ディスプレイ・サーチ」によると、2004年全世界でのブラウン管テレビの出荷台数は1億6593万台と、LCDテレビの約19倍だった。しかし、2008年にはLCDテレビの出荷台数が1億641万台とブラウン管テレビ(8643万台)を追い抜き、それ以降ブラウン管テレビの生産量は急減した。