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カカオトークの内緒会話や受信メール削除、年内導入へ

カカオトークの内緒会話や受信メール削除、年内導入へ

Posted October. 09, 2014 03:20,   

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「サイバー検閲」をめぐる議論が起きているダウムカカオが8日、カカオトークの会話内容などを捜査機関に提供したことを認め、公式に謝罪した。

ダウムカカオは同日、昨年から今年上半期にかけて、計147回に渡って傍受令状を受けており、そのうち138回に渡って、会話内容などの個人情報を捜査機関に提供したと明らかにした。会話内容の保存期間の打ち切りなど、技術的に令状を執行しづらいケースもあり、処理率は93%だ。カカオトークはまた、会話内容を含め、ログ記録やニックネームなどの情報についての、捜査機関の押収捜索も、計4807回受けた。

これまで、ダウムカカオは、「リアルタイムで検閲要請を受けた事実はなく、令状による要請があっても、技術的に不可能だ」と主張してきた。ダウムカカオ側は、「正確な事実を認識できず、事実と異なる内容を語り、混乱を招いたことについて謝罪する」とし、「リアルタイムでのモニタリングは不可能だが、令状を受ければ、サーバーの保存期間(5〜7日)中に残っている会話内容をかき集めて提供した」と明らかにした。ダウムカカオは今後、定期的に捜査機関の情報提供要請件数を公開する予定だ。

一方、ダウムカカオは、ユーザーの情報保護のため、「プライバシーモード」を年内に導入すると明らかにした。プライバシーモードとは、「内緒会話」、「受信メールの削除」機能などのサービスが提供される。内緒会話機能を利用すれば、会話内容全体が暗号化される。これを解読できる暗号は、サーバーではなく、ユーザーのスマートフォンに保存されるため、捜査機関がユーザーのスマートフォンを押収しない限り、会話内容を検閲できなくなる。受信確認メールの削除機能は、受信が確認されたメールが、サーバーから自動的な削除されることを意味する。もし、会話の送受信者が、ともにオンラインの状態なら、サーバーに会話内容そのものが保存されない。