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習主席の外交、中立主義から「連韓制日」へ移行 香港メディアが分析

習主席の外交、中立主義から「連韓制日」へ移行 香港メディアが分析

Posted February. 05, 2014 03:28,   

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「習近平国家主席が『連韓制日』によって『無敵無友』外交策略を捨てた」

香港の親中メディア「大公報」は4日、中国外交の最近の変化をこのように表現した。「連韓制日」は、韓国と連帯して日本を制圧するという意味だ。友も敵もないという中国の伝統的中立・非同盟外交を意味する「無敵無友」から脱却するということは彼我を区分するということだ。

同紙は、ハルビンの安重根(アン・ジュングン)義士記念館建設をはじめ、習国家主席が朴槿恵(パク・クンヘ)大統領に誕生日を祝う書簡を送り、今年は韓国を訪問したいと明らかにした点を「連韓制日」のケースに挙げた。中国の国家主席が韓国大統領の誕生日に書簡を送ったのは初めて。

清華大学国際問題研究所の閻学通所長は、「中国は、頳小平の『韜光養晦(能ある鷹は爪を隠す)』によって敵対国を作らない外交をしてきた」と指摘した。しかし、対韓・対日外交で明らかになったように、友と敵を明確に分ける『奮発有為(奮起して成果を上げる)』に重心を移しているという診断が最近相次いで出ている。「奮発有為」は、習国家主席が昨年10月に「周辺外交工作座談会」で述べた言葉だ。

最近、ロシアに対する中国の態度からもこのような流れが読み取れる。中国は、旧ソ連やロシアと緊密になりすぎることを警戒した。しかし、習国家主席はプーチン大統領と「惺惺相惜(聡明な者同士互いを大切にする)」交流をすると明らかにした。習国家主席は今週、冬季五輪が開幕するソチを訪れる。中国の国家主席としては初めてロシアが主催する五輪に参加することになる。中国が今年、ロシアとともに豆満江(トゥマンガン)の河口に「中国・琿春—ロシア・ハサン辺境経済合作区」を建設することからも両国関係の変化がうかがえる。

一方、中国は、日本や北朝鮮に強い警告を送っている。社会科学院は昨年12月、「アジア・太平洋発展報告(2014)」で、「(中国が北朝鮮という)地政学的な資産をあきらめないと(北朝鮮が)誤解して忠告を聞かないということが起こらないよう北朝鮮に明確なシグナルを送る必要がある」と主張した。王毅外相が1月末、フィナンシャルタイムズとのインタビューで、「中国の周囲で問題を起こすことは許さない」と北朝鮮に関して述べたことと同じ脈絡だ。

習主席の新しい外交は「反腐敗ドライブ」という内政と結びつき、国民的支持を受けている。大公報は、習国家主席が米国中心の大国外交から脱却し、周辺外交を重視すると見通した。