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脱北女性3人も5月に北朝鮮に帰還、今年100人帰還説も

脱北女性3人も5月に北朝鮮に帰還、今年100人帰還説も

Posted July. 23, 2012 08:49,   

Updated January. 01, 1970 09:00

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最近、北朝鮮で記者会見したパク・インスク、チョン・ヨンチョル氏以外にも、済州道(チェジュド)に居住していた3人の脱北女性が、再び北朝鮮に帰ったとことが分かった。今年に入って100人以上の脱北者が北朝鮮に帰還したという主張もある。「脱北者の北朝鮮再入国ラッシュ」と「再入国勢力の暗躍の可能性」が提起され、脱北者社会が動揺している。

朴宣映(パク・ソンヨン)元自由先進党議員は22日、「済州道に定着した脱北女性3人が、5月に北朝鮮に再入国したものと把握された」とし、「彼女たちはこの5年内に入国したが、年齢は20代後半、30代半ば、40代前半だ」と明らかにした。

特に、彼女たちが再び北朝鮮への帰国を決心したのは、単なる気持ちの変化ではなく、韓国不適応者に対する懐柔工作の結果だという見方が出ている。朴元議員は、「彼女たちは、『脱北した罪を問わず、平壌(ピョンヤン)に新しい家と新しい仕事を与える』と誘惑され、中国を経由して北朝鮮に戻った」とし、「94年に脱北して韓国人女性と結婚した男も北朝鮮に戻るなど、今年北朝鮮に帰還した脱北者数は100人を上回ると推測される」と指摘した。

パク・インスク氏は、マルチ商法の詐欺に遭って生計が苦しくなっていたところ、北朝鮮に残した家族を利用した北朝鮮の懐柔によって再入国した。「トンカモ(金日成銅像を破壊する会)」に所属していたチョン・ヨンチョル氏は韓国で仕事を得ることができず、済州道の3人の女性も、日ごろから生活苦を訴えていたという。今月初めに自ら命を絶った元舞踊家の脱北者ユ氏も、生活苦と北朝鮮の懐柔圧迫を受けて悩んだ末、極端な選択をしたという証言が出ている。

このような北朝鮮帰還者の増加は、北朝鮮が2月から中朝国境の取締を強化してきたことと軌を一つにする。北朝鮮は、帰ってきた脱北者に記者会見させて「韓国生活の悲惨な様子」を熱弁させ、平壌の新居での暮らしを公開するなど、体制宣伝用に活用している。

北朝鮮に戻る脱北者が増加したことで、韓国政府の脱北者合同尋問調査の方法が公開されることへを懸念する声が出ている。韓国に亡命した脱北者は、合同尋問センターに最長6ヵ月間滞在し、国家情報院や警察から「本物」かどうかの判断を受ける。

しかし、この調査方法が明るみになれば、偽装脱北者の国内潜入に逆利用される恐れがある。中国や第3国で活動する脱北者担当の情報員の身元も明らかになる可能性がある。最近北朝鮮に帰還した一部の脱北者は、特定の目的を持って韓国に亡命した後、再び北朝鮮に帰った情況が捉えられた。北朝鮮に帰る脱北者が増えれば、善良な脱北者が国内に定着する過程で、「いつ戻るかわからない」と社会から冷遇され、不利益を被るという点も問題だ。さらに、「脱北者が北朝鮮に戻るぐらいなら、どれほどひどいのか」と韓国に対する国際社会の認識も悪くなる。

韓国政府当局者は、「これまで、北朝鮮に帰還した脱北者は(数十人でない)数人にとどまると把握している」としつつも、「北朝鮮に再入国する際、公式記録を残さず、豆満江(トゥマンガン)などを泳いで国境を渡るため、公式集計が取れない」と話した。また、「脱北者に専門のカウンセラーを配置するなど、北朝鮮に残した家族を利用した脅迫などに苦しまないようにする計画だ」と付け加えた。



shcho@donga.com