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[オピニオン]韓半島5000年前の畑

Posted June. 28, 2012 07:12,   

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優れた健康食と評価されている大豆を韓半島で初めて栽培したことを知らない国民は多い。韓国の大豆は紀元前7世紀に中国から伝わったとされているが、京畿道楊平(キョンギド・ヤンピョン)、忠清南道保寧(チュンチョンナムド・ポリョン)で発掘された青銅器時代(紀元前10世紀〜4世紀)遺跡で大豆が出土し、韓国が大豆の原産地で栽培の起源地であるという学説が説得力を持つことになった。農村振興庁は2007年に、米国から韓半島が原産地の種子1600点あまりを返してもらった。米国が20世紀以降韓国から集めた持ち帰ったが、その後韓国ではなくなった種子だった。この中で最も多かったのは大豆だった。原産地からしか得られない野生種の「トルコン」をはじめ901点に上った。大豆の韓国起源説を裏付ける根拠である。

◆韓国の先史時代に関連して、重要な発掘が最近行われた。江原道高城郡文岩里(カンウォンド・コソングン・ムンアムリ)で約5000年前の畑が文化財庁・国立文化財研究所によって姿を現した。考古学的遺跡の年代を推定することは大変困難である。しかし、畑の近くで新石器時代の家の跡に次いで典型的な新石器時代の遺物である櫛目文土器の欠片が相次いで出土されると、発掘関係者たちは興奮した。中国、日本など東アジア地域で新石器時代中期の畑が確認されたのは初めてのことだからだ。これまで韓国最古の畑の遺跡は、慶尚南道晋州(キョンサンナムド・チンジュ)の大坪里(テピョンリ)で発見された青銅器時代のものだった。

◆韓半島では約70万年前から人が住んでいたと推定される。だが、今の韓国人の先祖は、新石器時代と青銅器時代から住んでいた人たちだ。今回見つかった畑は、当時すでに多くの人が韓半島に定着していたことを物語る。農耕時代以前、人々はあっちこっちを転々としながら、狩りや採集、漁などをして食べて生きていたが、本格的な畑作を始めてから安定した食糧の確保が可能になると、一ヵ所に住み着くようになった。今回の発掘で、その時期は、韓半島において1000年以上さかのぼることになった。

◆私たちは、歴史的に中国文明の影響圏内で生きてきたという固定観念を持っている。だが、今回の発掘からも、歴史はそう単純なものではないことを気づかされた。畑農作や大豆などの農業だけではないはずだ。経済強国になっただけに、自分たちのルーツについても、もう少しせんさくする姿勢が必要だ。私たちが暮らしている韓半島について、まだまだ知らないことが多いことに気がつく。

洪賛植(ホン・チャンシク)首席論説委員 chansik@donga,com