Go to contents

フェイスブックのCTO、ブレット・テイラーが離職

フェイスブックのCTO、ブレット・テイラーが離職

Posted June. 18, 2012 08:10,   

한국어

米ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)のフェイスブックの中心人物の1人のブレット・テイラー最高技術責任者(CTO・写真)が来月会社を離れる。フェイスブック上場以後、役員が離職する初のケースで、情報技術(IT)業界の関心が集まっている。

テイラー氏は15日(当地時間)、自分のフェイスブックに「この夏、フェイスブックを離れる」とし、「最高経営者(CEO)のマーク・ザッカーバーグを含めて一緒に働いた仲間たちに感謝する」と書いた。

グーグル出身で09年8月にフェイスブックに合流したテイラー氏は、フェイスブックサービスの技術水準をさらに一段階アップさせた人物と評価される。氏は、07年、他のグーグル社員3人と共にフレンドフィードというSNS会社を立ち上げた。現在、フェイスブックには書き込みに「気に入ります(like)」と表示できる機能があるが、当時フレンドフィードがこの技術を持っていた。これに目を留めたザッカーバーグ氏は09年8月、フレンドフィードを買収した。テイラー氏を迎え入れるためだった。当時、シリコンバレーでは、これを指して雇用(hire)のための買収(acquire)という意味で「acqhire」という新造語が作られたりもした。

テイラー氏は、退職後、グーグルエンジニア出身のケビン・ギブス氏と一緒に会社を立ち上げる計画だ。ギブス氏はグーグルで「グーグルサジェスト」と「グーグルアップエンジン」という技術を主導的に開発した。グーグルサジェストは検索窓に文字を入力すると、検索語候補をリアルタイムで推薦して便利な検索を助ける機能だ。グーグルアップエンジンはクラウド・コンピューティング・サービスの一種だ。

専門家らは2人の結合で、第2のフェイスブックになるベンチャー企業の出現を期待した。これと共に、最近フェイスブックの企業価値にバブルがあるという指摘と共に株価が下落している中で、テイラー氏を皮切りにフェイスブックの中核メンバーが本格的に離脱するだろうという見方も出ている。

テイラー氏は2月28日、本紙との単独インタビューで、「まだオープンソースコミュニティに参加しながら、新しいソフトウェア技術を学んでいる」と話した。オープンソースとは、プログラム開発の研究成果を自発的に共有した後、これを土台に多様なサービスを作るようにする動きのこと。現在の地位に満足せず、絶えず技術革新のため努力したいという意味と受け止められた。



coolj@donga.com