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「南民戦、共産ゲリラ組織だが民主化運動に認定」 ソウル大学教授が著書で主張

「南民戦、共産ゲリラ組織だが民主化運動に認定」 ソウル大学教授が著書で主張

Posted May. 25, 2011 03:16,   

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1960、70年代の主な時局事件に挙げられる1次人民革命党事件、統一革命党事件、南朝鮮民族解放戦線準備委員会(南民戦)事件などは、一部の主張のように、政府による容共捏造事件ではなく、大半は実体があった共産革命運動事件だったという証言が出てきた。60、70年代に左翼運動の理論家として活動した安秉直(アン・ビョンジク)ソウル大学名誉教授(75)は、26日に出版される著書(共著)『保守が導く—韓国民主主義の起源と未来』(時代精神編集)に収録された証言録「民主化運動と民主主義—左翼運動を中心に」で、このような内容を明らかにした。

79年に明らかになった南民戦の場合、北朝鮮と連合戦線を構築しようとし、武装ゲリラ活動用の資金づくりのため、武装強盗までしたことが明らかであるにも関わらず、関係者が民主化運動関連者名誉回復および補償審議委員会によって、民主化運動関連者と認定されたことは問題だと、安教授は指摘した。

安教授は、申栄福(シン・ヨンボク)聖公会(ソンゴンフェ)大学客員教授(70)と朴聖俊(パク・ソンジュン)聖公会大学兼任教授(71)が、統一革命党で中心的に活動したとし、2人の活動状況を詳細に証言した。安教授は、統一革命党が北朝鮮の指令で構築された組織であり、金ジョンテが主導し、その下部運動は当時、ソウル大学商大で最も活発だったが、その下部運動の中心に申栄福氏と朴聖俊氏がいたことを明らかにした。

このほかに安教授は、1次人民革命党が昨年の朴範珍(パク・ポムジン)元議員の証言のように、自然発生的な共産革命組織だったことを再確認し、人民革命党再建委(2次人民革命党)の場合、実体はあったが、全国的な組織を備えた学生運動組織、民青学連を指導しようとして失敗するなど、成果がほとんどなかったが、加担者に死刑宣告が下されるなど、過度な処罰があったと指摘した。

このほかに、左翼活動として長く勢力を伸ばしてきた地下組織「金ジョンガン・グループ」があったが、警察の捜査で実状が把握されていたにも関わらず、物証がなく、10・26事態など騒々しい社会ムードの影響もあり、2人だけが裁判にかけられ、禁固刑にとどまったと、安教授は証言した。

証言録で安教授は、「当時、捜査機関によって明るみになり、調査・発表された大半の報道内容は、基本的には事実だ」と明らかにし、「当時、社会主義運動は民主化という名分を掲げ、運動したが、事実上、その思想内容は、民主主義とは何の関係もなかった」と指摘した。安教授は、「当時の民主化運動の中で、勢力としては学生運動や労働運動などの大衆運動が強かったが、思想的には野党が主導した純粋な自由民主主義運動が主導権を握っていた」と回顧した。

安教授が、共著者に含まれた書著『保守が導く…』には、安教授の論文のほかに、△民主主義の起源と展開、△新しい政治秩序の構想、△民主主義の未来に分かれ、李ジュヨン建国(コングク)大学名誉教授の「李承晩時代の保守勢力と民主制度」など、11編の論文が収録された。

出版記念会は26日午後5時、ソウル中区(チュンク)の韓国プレスセンター19階のメファ・ホールで行われる。



jameshuh@donga.com