Go to contents

義城の口蹄疫、防疫ラインを潜り抜けた「第2次感染」だった

義城の口蹄疫、防疫ラインを潜り抜けた「第2次感染」だった

Posted December. 14, 2010 02:58,   

한국어

先月29日、慶尚北道安東(キョンサンブクド・アンドン)で初めて発生した口蹄疫が、義城(イソン)でも発生した。これで、口蹄疫が発生した市郡は、慶尚北道安東や醴泉(イェチョン)、英陽(ヨンヤン)、奉化(ボンファ)、栄州(ヨンジュ)、盈鄹(ヨンドク)、義城の7ヵ所に増えた。

農林水産食品部(農食品部)は13日、慶尚北道義城郡安寺面(アンサミョン)の韓国牛農場に対する国立獣医科学検疫院による精密調査の結果、口蹄疫陽性と判明されたと明らかにした。同農場は12日、防疫当局による口蹄疫予防監察の過程で、口蹄疫の疑いのある症状が見つかり、防疫当局が予防に向け、殺処分を行ったところだ。

農食品部は、「この農家のオーナーは、口蹄疫が盛んだった6日、慶尚北道安東市西後面(ソフミョン)の、口蹄疫発生農場から900メートル離れた農機械修理センターを、車で訪問した」とし、「口蹄疫ウイルスがこの車両を通じて、広がったものと見られる」と明らかにした。口蹄疫発生初期に、安東周辺に広範囲に渡って広まったウイルスによる「第1次感染」ではなく、安東地域の口蹄疫ウイルスが、防疫帯を潜り抜け、外部に広まった「第2次感染」だ。この農家のオーナーが、口蹄疫発生危険地域(半径3キロ)を訪問したにも関わらず、きちんと防疫が行われなかったことは問題点と、指摘されている。

農食品部は、「義城の口蹄疫発生農場から半径500メートル以内の牛を埋没処分し、口蹄疫が義城から他の地域へと伝播されるのを食い止めるために、防疫を強化している」と明らかにした。これで、今回の口蹄疫による殺処分規模は計14万7173頭に増えた。

一方、慶尚北道奉化の口蹄疫発生農家から出荷した口蹄疫の疑いのある牛が、市場に流通されたことに関連し、防疫当局は、加工工場や肉屋に販売された韓国牛3頭を同日、ほとんど回収したと明らかにした。しかし、屠殺した3頭の肉898キロのうち、228キロはすでに消費者に販売され、当局は670キロだけを回収し、廃棄処分した。農食品部の関係者は、「口蹄疫は人には何ら害を及ぼさないが、(牛肉流通過程で)口蹄疫ウイルスが牛や豚には影響を及ぼしかねないので、予防のために回収したのだ」と説明した。

奉化の韓国牛の運搬や流通過程で、口蹄疫ウイルスが広がる可能性と関連し、農食品部の関係者は、「今のところ、可能性は低いと見ており、車両と屠殺場の消毒も完了した」と語った。



alwaysj@donga.com