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金総書記の「中朝血盟ショー」、毛岸英氏の墓に献花

金総書記の「中朝血盟ショー」、毛岸英氏の墓に献花

Posted November. 27, 2010 06:22,   

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北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が、延坪(ヨンピョン)島砲撃後、中国との友好関係を強化するための動きを見せている。延坪島砲撃を受けて、韓国と米国が連合軍事演習を実施する予定であるうえ、国際社会の非難が高まっており、中国を防壁の盾とするためのものとみられる。

金総書記は、韓国戦争に参戦して犠牲となった故毛沢東主席の長男、毛岸英氏の60周忌を迎えた25日、毛岸英氏の墓に花をおくったと、新華社通信が報じた。

花は、党中央政治局委員の金永春(キム・ヨンチュン)人民武力部長と中朝友好協会長の崔昌植(チェ・チャンシク)保健相らが、平安南道桧倉郡(ピョンアンナムド・フェチャングン)の「中国人民支援軍烈士陵墓」に参って、献花した。同日の参拝と献花には、中国側から劉洪才・駐北朝鮮大使と北朝鮮を訪問中だった中国中央テレビの連続ドラマ「毛岸英」の制作チームも同行した。

花のリボンには、「毛岸英同志、永遠に不滅」という文句が記され、金永春部長は、「金正日総書記の命を受けて、毛岸英烈士の魂を追悼するために墓にお参りした」と述べた。金部長は、劉大使と墓地を見回り、劉大使の手を握って、「60年前、多くの中国の若者がここで尊い命を犠牲にし、毛主席の息子も参戦した恩を、朝鮮人民は永遠に忘れないだろう」と述べたと、同通信が伝えた。

平壌(ピョンヤン)から100キロほど離れた「中国人民支援軍烈士陵墓」は、58年2月に造成された。ここは、毛岸英氏をはじめ134人の墓があり、中朝の血盟を象徴する場所だ。郭伯雄・中国共産党中央軍事委員会副主席が、先月23日に訪れ、平壌で開かれた「抗米援助戦争60周年記念式」にも出席し、昨年10月には、温家宝主席が北朝鮮を訪問した際に訪れた。

また、金総書記は25日、平壌付近の大安親善ガラス工場を視察した。同工場は、中国が2400万ドルを無償援助して建設されたもので、胡錦濤国家主席の05年10月の訪朝に合わせて稼動し、胡主席が視察して「親善」という名前がついた。金総書記は、「友情の象徴であり、全力を上げて生産量を増やし、友好協力関係の生命力を誇示せよ」と指示したと、同通信が報じた。これに先立ち、金総書記と後継者に指名された三男、金正恩(キム・ジョンウン)党中央軍事委副委員長は、先月26日、毛岸英氏の墓を参って、献花している。



bonhong@donga.com