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ハナ金融、外換銀行買収に名乗り

Posted November. 17, 2010 06:56,   

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ハナ金融グループが外換(ウェファン)銀行の買収に乗り出すことを宣言した。ハナ金融は、ウリ金融入札参加意向書(LOI)の提出締切日である26日までに、外換銀行買収に対する最終結論を出す方針だ。これまでウリ金融との合併を推進してきたハナ金融が、外換銀行の買収に優先順位を置くことを決めたことで、ウリィ金融の民営化をはじめ、金融界の再編構図に変化が起きるのは必至と見られる。

金勝猷(キム・スンユ)ハナ金融持株会長は16日、「外換銀行買収のための調査を行っている」とし、「26日前に外換銀行とウリィ金融持株のうち両者択一して(どちらの銀行を買収するか)最終決定を行う」と話した。金会長は、「現在、『ノン・バインディング』(Non-binding=拘束力のない)了解覚書(MOU)を締結し、外換銀行の筆頭株主であるローンスターの持分51.02%の買収を進めている」と言い、「買収価格などについてはまだ公開できない」と話した。

ハナ金融とローンスター間の具体的な契約内容はまだ公開されていないが、ハナ金融は、現在の外換銀行の株価に10%以上の経営権プレミアムを上乗せする案を提示したとされる。15日、外換銀行の終値の1株当たり1万3000ウォンを基準に推定すると、売却代金は約4兆7053億ウォンに達する見通しだ。

都市銀行業界4位のハナ金融が外換銀行の買収に成功すれば、国内銀行界の構図に地殻変動が起きるものと見られる。ハナ金融の今年第3四半期末基準の資産規模は、200兆3000億ウォンだ。資産規模116兆2000億ウォンの外換銀行の合併が決まれば、資産316兆5000億ウォンの金融グループに浮上する。韓国1、2位のウリィ金融(332兆3000億ウォン)、KB金融(329兆7000億ウォン)に次ぎ、業界3位へ跳躍し、新韓(シンハン)金融(310兆8000億ウォン)を追い越すことになる。

ローンスターは今年3月、外換銀行の売却を公式宣言した後、豪州のANZ銀行と売却交渉を進めてきたが、売却価格を引き上げるため、ハナ金融とも引き続き接触してきたものと見られる。ローンスターは現在、ハナ金融の他に、ANZ銀行とも外換銀行売却交渉を続けている。ハナ金融は外換銀行の買収に失敗したら、予定通りウリィ金融の買収競争に乗り出す方針だ。

ハナ金融が外換銀行の買収を決定すれば、ウリ金融の民営化日程にも一部影響が出る見通しだ。現在、ウリィ金融コンソーシアムとハナ金融だけが買収意向を示している状況下で、ウリィ金融が抜ける場合、手続き上の問題で入札を再度行わなければならない可能性もある。国家契約法によると、公的資金が投入されたウリィ金融は、売却時に少なくとも2つの機関以上が入札に参加する競争入札の形を整えなければならないためだ。



weappon@donga.com yunjung@donga.com