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[社説]哨戒艦「天安」、些細な事実も透明に公開せよ

[社説]哨戒艦「天安」、些細な事実も透明に公開せよ

Posted March. 30, 2010 03:01,   

Updated January. 01, 1970 09:00

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沈没した26日夜から、国民が心を一つにして乗員が無事に救助されることを祈ったが、3日が経過しても生存の知らせが聞こえてこない。29日午前から数十人の潜水要員が40メートル深く沈んだ海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」の艦尾に入って捜索したが、生存者を発見できなかった。水中に沈んだ艦艇の中で乗員が生存できる最大推定時間の69時間が、29日午後6時30分に過ぎた。

「天安」の行方不明の乗員は、ほとんどが若者たちだ。行方不明乗員46人のうち31人が20代で、19才も4人含まれる。皆、家では大切な息子たちであり、自慢の夫であり父親だ。大黒柱と将来を失った死亡者の遺族は、天が崩れるような悲しみに暮れた。行方不明乗員の家族も心配がつきない。生存の可能性が低くなったが、行方不明の海軍46人のうち1人でも生きて帰ってくる奇跡を期待して、最後まで救助に最善を尽くさなければならない。

海軍哨戒艦「天安」の沈没の経緯と生存者救助の過程、その後の軍の対応などで納得できない疑問が絶えない。軍の発表内容が一貫せず、別の証言とも違った。行方不明乗員の多くが閉じ込められていると推定される艦尾の探索にも迅速ではなかった。思いもよらない大惨事に遭い、初期に心の余裕がなかったという点を考慮しても、軍の危機対応システムに問題がある。

事故直後、海軍は高速艇4隻を現場に派遣したが、生存者の救助には何の役割もできなかった。軍から救助の要請を受けて遅れて出動した海上警察が多くの乗員を救助した。沈没した艦尾が、事故発生地点からわずか180メートル離れた地点で発見されたのに、軍はこれを発見するのに2日も浪費し、それも漁船が先に発見して軍に知らせた。軍の危機対応能力がこの程度だとは、失望させられる。

軍が生存者を隔離して、関係者に口封じをすることもよくない。敏感な事故の原因をめぐって不必要な推測や予断を防ぐために、軍が慎重になることは理解できる。しかし、事実を歪曲したり隠そうとしたりすれば、後により大きな災いを呼ぶだけだ。些細な事実でもすべてをありのまま透明に公開することだけが最善だ。事故の原因究明と関連して、一点の疑惑もあってはならない。誤って発表されたことがあれば、信頼回復のために遅れて正す必要もある。

今は、政界と国民皆が危機収拾に力を結集させなければならない時だ。一部の野党議員が、安全保障に直結した軍の大惨事に対して根拠のない主張をしたり、内閣総辞職を云々して政府に対する政治攻勢の口実に利用しようとしてはいけない。ネットユーザーが不十分な知識と推測で、根拠のない陰謀説やデマを流すことも決して望ましくない。