「オバマ大統領、金総書記に親書を送った」 米紙報道

オバマ米大統領が、北朝鮮の金正日総書記に親書を送ったと、米紙ワシントンポストが１６日付で報じた。オバマ大統領の親書は、今月８〜１０日、平壌（ピョンヤン）を訪問したボズワース北朝鮮政策特別代表が北朝鮮側に伝えたと、同紙は報じた。

同紙は、親書の具体的な内容については、国務省とホワイトハウスが堅く口を閉ざしていると伝えた。ただ、ＡＰ通信は、匿名の米国務省官僚の話を引用し、親書の内容は、ボズワース代表が北朝鮮側に伝えた「６者協議復帰要求」という一般的なメッセージと一致すると報じた。

同紙は、オバマ大統領が任期序盤に「北朝鮮の独裁者」に親書を送ったことは、歴代大統領のケース‾見ても、異例のことだと指摘した。ブッシュ前大統領とクリントン元大統領はいずれも、任期中盤を過ぎた頃に金総書記に親書を送っている。

オバマ大統領が親書を送った事実は、米政府が６者協議当事国の韓国、日本、中国、ロシアにも知らせていたが、公開しないよう要求したほど極秘にされたと、同紙は伝えた。

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