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デノミ後の北朝鮮内政、政府が「重大事案」として注視

デノミ後の北朝鮮内政、政府が「重大事案」として注視

Posted December. 07, 2009 09:03,   

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韓国政府がデノミネーション(通貨単位呼称の変更)後の北朝鮮内部の不安定な状況に神経を尖らせている。デノミ措置によって市場活動を通じて貯めてきた財産を国に没収されている北朝鮮住民たちが暴動を起したり、当局がこれを阻止する過程で物理的な衝突が生じる可能性があると見ているからだ。

政府高官は6日、「政府は北朝鮮のデノミを相当重要な事案とみて、北朝鮮の状況を鋭意注視している」と話した。これまでデノミ措置の正確な内容の把握に力を入れてきた情報当局や統一部など対北朝鮮政策関係省庁は、今後は北朝鮮内部の不安定な情勢把握に情報力を集中させている。北朝鮮情報を専門とするメディアの関係者は、「政府が北朝鮮の内部情報を共有したいと要請してきたので、緊密に協力している」と話した。

別の政府当局者は、「北朝鮮首脳部が引き続き悪手を打っている。今回の措置が体制維持のためであろうと、もしくは金正日(キム・ジョンイル)総書記の3男金正恩(キム・ジョンウン)の後継態勢を作るためのものであろうと、かなりの副作用を招くだろう」と分析した。この当局者は、「今回の措置で国の経済政策に対する住民の信頼を失っただけに、相当の混乱を伴うのは必至だ」と懸念を示した。

4日、ロシアの経済紙コメルサントは、北朝鮮の外交筋の話として、北朝鮮当局が騒擾事態に備えて、軍に戦闘準備態勢を指示したと報じた。しかし、実際、北朝鮮で住民と当局間で物理的な衝突が発生したかどうかは、6日夜までに把握されていない。



kyle@donga.com zeitung@donga.com