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「北朝鮮は中国の産業廃棄場へ転落」 党に手紙送った科学者を粛清

「北朝鮮は中国の産業廃棄場へ転落」 党に手紙送った科学者を粛清

Posted November. 26, 2009 09:03,   

Updated January. 01, 1970 09:00

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北朝鮮の外貨稼ぎ機関が、中国などから金を受け取り、産業廃棄物を搬入し、地下に埋めたり、市場で売ったりしていることが分かった。最近、北朝鮮の科学者らが、「北朝鮮が、中国の産業廃棄物の埋立地に変わりつつある」と主張し、粛清される事態まで起こったという。

北朝鮮専門ネットメディアのデイリーNKは24日、咸鏡南道(ハムギョンナムド)の消息筋を引用し、「咸興(ハムフン)化学工大の土質調査研究所(チーム)が、中国産の産業廃棄物の埋立てにより、国土汚染の実態調査した研究論文とともに、その対策を求める手紙を労働党中央委員会に送ったところ、研究所が強制的に閉鎖させられ、幹部と研究員らが全員粛清された」と報じた。

同消息筋は、「研究論文には、中国の産業廃棄物がどのように流入し、廃棄されるのか具体的に記されている。工場が『汚水浄化場』を設置せず、汚染物質を川に廃棄する現象についても、深刻に警告した」と伝えた。科学者らは、「事実上、我が国(北朝鮮)が、中国の産業廃棄場と化しつつある」とし、「平壌市(ピョンヤンシ)の水道水でさえ、飲み水として利用できないほど、汚染が深刻化している」と主張したという。

同消息筋によると、科学者らは、研究論文と建議書を崔泰福(チェ・テボク)労働党中央委秘書に送った。しかし、党中央委は、科学者らが規定された報告手続きを踏まず、党秘書に報告したことを「分派行為」だとし、研究所の閉鎖と幹部の粛清を断行したということだ。

北朝鮮に外国から産業廃棄物を搬入することは、中朝国境貿易の形で密かに行われているという。三星(サムソン)経済研究所の董龍昇(ドン・ヨンスン)経済安保チーム長は、「正確な実態を把握できる資料はないが、中国の企業が自国の環境基準どおり廃棄物を処理するよりも、北朝鮮に金を渡し、埋めるほうが安いと判断し得る」と語った。

北朝鮮が廃棄物を搬入する国も、中国だけではないという。脱北者の金ホングァンNK知識人連帯代表は、「一部の会社は00年代初期に、ドイツやフランスから廃ビニール1トン当たり300ドルを受け取り、地面に埋めた」と証言した。

一部の外貨稼ぎ機関は、中国などが金を渡し、廃棄物を搬入し、廃棄せずに市場で売り、2倍の利益を上げているという。脱北者のチャン・チョルヒョン国家安保戦略研究所研究員は、「外貨稼ぎ機関が、中国などから廃プラスチック容器や廃タイヤ、廃食用油など金を受け取り搬入し、市場で売るケースはよくある」と語った。



kyle@donga.com