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北朝鮮「新型インフル患者なし」と発表…その真実は?

北朝鮮「新型インフル患者なし」と発表…その真実は?

Posted November. 11, 2009 08:39,   

Updated January. 01, 1970 09:00

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北朝鮮では新型インフルエンザA(H1N1)を何と呼んでいるのだろうか。公式の名称は「新型インフルエンザ」だ。しかし、新型インフルエンザよりは「豚インフルエンザ」と呼んでいる住民の方が多い。初期にそのような言い方で報道されたからだ。

最近、北朝鮮は、これまで新型インフルエンザが発生していないと公式発表した。北朝鮮はまた、新型インフルエンザの発生事実を隠す理由もないと付け加えた。保健省国家衛生検閲院のパク・ミョンス院長は、先月14日、朝鮮新報とのインタビューで、「保健の下部構造が弱いからと言って、新型インフルが発生するわけでもなく、わが国で発生したとしても映像(イメージ)が悪くなるわけでもない」と話した。

しかし、北朝鮮住民の反応は違う。北朝鮮北部の国境地域のある消息筋は、最近の通話で、「新型インフルが発生していないという主張は本当かも知れない。しかし、北朝鮮の病院は事実上、新型インフルエンザを判断する能力がない」と打ち明けた。熱を出して病院へ行けば、問診をして体温を測ってもらうのが全てで、医師さえ正確な診断能力がないということだ。

さらに、冬場に入り、北朝鮮では中国から入ってきた流行性インフルエンザまで急速に広がっていると言われている。特に、新義州(シンウィジュ)方面では従来の風邪の治療薬の「アセトアミノフェン」「コトリモキサゾール」「アスピリン」などにも症状が好転しない正体のわからないインフルエンザが流行り、死者まで発生して防疫当局が緊張していると伝えられている。

北朝鮮当局は新型インフルエンザの予防のため、それなりに尽力している様子だ。中央テレビで連日手洗いを強調する報道が流れ、風邪の患者が発生すると、家族とは一週間の隔離措置を強制している。第一線の行政機関は、塩を使った歯磨きを奨励し、学校では生徒に手洗いを積極的に薦めている。

それにも関わらず、北朝鮮新型インフルエンザが大流行すれば、これを統制するのは容易でなさそうだ。医療システムが劣悪なせいもあるが、風邪ぐらいは何とも思わない住民の意識のためだ。北朝鮮の消息筋は、「病院へ行っても薬がないため、ジャンマダン(青空市場のこと)で『正痛片』といった中国の薬を買って飲む人がほとんどだ」と話した。また同氏は、「パラチフス、膓チフス、コレラのような致死率の高い伝染病が頻繁に流行ってもあまり気にとめないので、鳥インフルエンザだの新型インフルエンザといったことにはあまり気にしない」と話した。

一方、新型インフルエンザについて全く知らないため、最近、北朝鮮ではジャンマダンでは豚インフルエンザを防ぐとして、取り締まり員が豚肉の販売を禁止するハプニングも起きているという。



zsh75@donga.com