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[オピニオン]外国人が愛した韓国伝統家屋

[オピニオン]外国人が愛した韓国伝統家屋

Posted June. 06, 2009 08:21,   

Updated January. 01, 1970 09:00

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朝鮮王朝時代の末期、わが国を訪れた欧米人らは、韓国の風景に魅了された。彼らが残した見聞録には、「ソウルは私がこれまで見たところ、最も美しい都市だ」という賛辞がたびたび登場する。駐韓イタリア公使を歴任したカルロ・ロセッティーは、1904年にまとめた本の中で、「韓国の家屋は一様に低めの1階建てであり、2階の庶民自宅は見当たらない」と書いてある。宮殿を除き、こじんまりした1階建ての家屋が、ソウル全域にわたって広く展開されている様子は、異邦人の目には一風変わったように映ったようだ。

◆ソウルの4つの城門を埋め尽くした多くの伝統家屋は、開発の年代を経ながら急速に消えていった。伝統家屋を壊した跡地には、高層ビルが立ち並んだものの、伝統家屋の縁側に腰掛け、日向ぼっこをしながら情溢れる会話を交わした過ぎし日の趣はもう目にできない。鐘路(チョンノ)に沿って長く出来上がっていたピマッコル通りが、この数年間の大規模な再開発によって、ほとんど消え、ソウル都心においての伝統的な庶民通りもほぼ消滅の段階に差し掛かっている。

◆ところが、鼓舞的なことは、昌鄹宮(チャンドクグン)と景福宮(キョンボクグン)との間に位置しているいわば、北村(ブクチョン)の複数の伝統家屋が再び関心を集めていることである。コンクリートでできた現代式建築文化に飽きた人々が、北村の伝統家屋を買いつけ、暮らしやすいように改造した後入居し、同地域が伝統的な姿を取り戻している。ソウル市は景福宮の西側にあった旧西村(ソチョン)に対しても、伝統家屋の保存を計画している。文化財専門家らの間では、景福宮や北村、西村を一つにまとめて、その全体を世界文化遺産として指定するよう働きかけよう、というアイデアも出ている。

◆35年間、ソウル東小門洞(トンソムンドン)の韓国伝統家屋で暮らしている米国人のピーター・バーソロミュー氏は、周辺の再開発事業によって自宅が取り壊される危機に瀕すると、ほかの住民らと一緒に訴訟を起こし、勝訴した。伝統家屋に住み続きたいので、事業を取り消してほしいという要請を、1審の裁判所が受け入れたのだ。同氏は、「伝統家屋は木や土、瓦など、自然資材で建てられていてよい上、どこを見ても美術であり、芸術である」と讃えている。北村の伝統家屋は住宅価格の高騰を受け、いつの間にかソウルでも金持ちの住む町となった。一部の住民は依然として再開発を好むが、日増しに伝統価値をより高く評価する世の中になるかもしれない。北村の伝統家屋の復活は、住民同士の対立を調整しながら伝統家屋を活かせるも見本となるかもしれない。

洪賛植(ホン・チャンシク)論説委員 chansik@donga.com