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「ベッド数2000」の大型病院、「今後は第2次の規模拡大戦争」

「ベッド数2000」の大型病院、「今後は第2次の規模拡大戦争」

Posted April. 18, 2009 02:59,   

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ベッド数2000規模の超大型病院の時代。ソウル峨山(アサン)病院や延世(ヨンセ)大学・セブランス病院、三星(サムスン)ソウル病院、そして先月23日に再びオープンしたソウル聖母病院は、いまや「単一病院でベッド数2000」の時代にピリオドを打って、新たな縄張り拡大競争に乗り出している。ベッド数2500が目標である。病院同士はこれを「軍備競争」と呼んでいる。ベッド数1000規模からベッド数2000までが第1次軍備競争だったなら、ベッド数2500の高地は第2次軍備競争である。

医療界では、少数の大型病院のベッド数拡大競争が、治療の専門化に貢献する前向きな働きもあるだろうが、医療伝達体系の崩壊や医療費負担に拍車をかけ、国民の健康権を脅かしかねないという懸念の声も出ている。

▲ベッド数への規制はなく、無制限の増設も可能〓「ビック5」といわれるソウル峨山病院やセブランス病院、三星ソウル病院、ソウル聖母病院、ソウル大学病院のうち、ソウル大学病院を除いた4つの病院が、ベッド数2000の時代に突入している。ソウル聖母病院は3月、ベッド数1200の病院を新築し、計2050のベッドを運営している。1995年、いち早くベッド数2000を突破したソウル峨山病院は、現在ベッド数が2670に上っている。セブランス病院は2050ベッド、三星ソウル病院は2000ベッドに迫る1933ベッドを確保している。ソウル大学病院は1600ベッドと少ないほうである。病院が制限なくベッド数を増やすことができるのは、00年の医療法改正を受け、地域別ベッド数の制限規定が撤廃されたためである。

▲専門センターの設立によってベッド数を拡大〓ビック5病院は、一般ベッドを増やすよりは、特定疾患の専門センターを作り、ベッド数を増やす戦略を取っている。専門化を掲げて、比較優位を占めるという意味である。ソウル峨山病院は、病院の西館全体をリモデリングし、770のガン患者専用ベッドを作った。同病院はガンセンターや臓器移植センター、心臓病センター、糖尿病センターなどセンターだけでも10に上る。

ソウル大学病院は、ガンセンターや乳房センターを立ち上げており、10年8月末まで、現在のガンセンターをリモデリングする計画だ。ソウル聖母病院は、ガンセンターのほか、臓器移植センターや心血管センター、眼センターの4つの重点センターのほか、脊椎や脳腫瘍など、その他の専門センターが10数ヵ所に上る。セブランス病院は、旧館の跡地に13年まで、11階建ての統合ガンセンターを建設する計画だ。三星ソウル病院は、ガンセンターや脳神経センターなど9つのセンターを持っており、心臓血管センターは7月に拡大・オープンする。

ビック5病院の最終目標は、外来診療も拡大して、専門性や規模を共に確保した病院へと生まれ変わることである。ソウル聖母病院は、「オープンから4週目の14日基準の一日外来患者数が5000人を超えた」と明らかにした。新病院のオープン後、一日平均外来患者数は08年の3700人から35%も増加したのである。

▲首都圏内の大型病院同士の格差の拡大〓ビック5病院の専門性強化や外来拡大を受けて、首都圏内でも病院同士の格差は広がりつつある。首都圏の大型病院とほかの地域の大型病院との格差は、すでに徐々に広がっているが、ビック5病院とその他の首都圏の大型病院との格差は次第に激しくなりつつある。専門家らは後発の複数大型病院が物量競争に参入しているが、すでに広がっているギャップを縮めることは容易なことではないと見ている。

非営利法人は、年間売上高の最大50%を固有目的事業準備金として備蓄しており、5年内に病院の増改築やメンテナンス、新装備の導入に使うことができる。ビック5病院が稼いでいる事業準備金の規模は、ほかの病院とは比較にならないほど膨大だという。

金ギホ国家競争力強化委員会・専門委員は、「私立大学病院のうち、セブランス病院のような大型病院は、年間少なくとも100億ウォンの固有目的事業準備金を備蓄できるだろう」と語った。一部の病院は、「第2次軍備競争」ですでに軍資金の面で優位を保っているという意味である。

▲「国民の健康権への脅威」という懸念も〓一部ではこのようなギャップの拡大が医療伝達システムを崩壊させ、患者らの医療費負担を増大させ、国民の健康権を脅かすことになるだろうと指摘している。

ソウル大学医学部・医療管理学教室の李ジンソク教授は、「大手病院は同一医療サービスの単位あたりの生産コストが、一般病院より2倍程度高い」とし、「そのため、超音波検査などの非給与サービスを増やすことになり、その結果として国民の負担は増すことになる」と話した。

実際、06年の健康保険統計年報における「同一重傷度の同一病気の医療機関ごとの入院日当たりの診療費用」を見れば、盲腸手術のような簡単な手術の場合、綜合専門病院の診療費は一般病院より1.9倍も高い。喘息診療費は1.8倍、胆石症の腹腔鏡手術は1.6倍も高い。

李教授は、「政府の市場主義的な保健医療政策まで加わる場合、健康保険制度は根本的に脅かされかねない」とし、「包括報酬制や全国民の主治医制度などを導入して、健康保険の保障性を強化する対策を講じるべきだ」と語った。



nuk@donga.com baron@donga.com