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盧建平容疑者、謝礼金の存在を知って「配分を要求」

盧建平容疑者、謝礼金の存在を知って「配分を要求」

Posted December. 05, 2008 04:25,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の実兄である盧建平(ノ・ゴンピョン)氏は4日、世宗(セジョン)キャピタルが農協中央会を相手に行った世宗証券の売却ロビーを手助けした後、世宗キャピタルから29億6300万ウォンを受け取った容疑(特定経済犯罪加重処罰法上の収賄)で拘束された。

盧前大統領の親族の汚職に関連して逮捕されたのは、建平容疑者が初。建平容疑者は同日午後7時ごろ、ソウル拘置所に収監された。

検察によると、建平容疑者は05年2月から6月にかけて、盧前大統領の高校の同窓生であるチョン・ファサム(逮捕)容疑者とその弟のチョン・グァンヨン(逮捕)容疑者から、世宗キャピタルの社長である洪起玉(ホン・ギオク)容疑者を紹介してもらった後、洪容疑者から世宗証券が農協を買収できるように手助けしてほしいという依頼を受けた。

建平容疑者は、農協による世宗証券の買収後の06年2月27日、洪容疑者から、チョン容疑者兄弟を通じて29億6300万ウォンが入金された洪容疑者名義の通帳と印鑑を受け取った容疑がかかっている。

検察の関係者は、「盧氏は、チョン氏兄弟が洪社長から金を受け取った時には通帳を見ていないが、後でその存在を知り、数回にわたってこの金の一部を提供するように求めたという供述を得た」と明らかにした

また、06年7月、建平容疑者の側近である李某氏(死亡)がこの30億ウォンのうち一部が流された慶尚南道金海(キョンサンナムド・キムヘ)の賭博施設の開場に関わっており、李氏名義の通帳に賭博施設の収益、3億˜4億ウォンが入金されていた事実を確認した。検察は、この金は建平容疑者の取り分として渡されたものと見ている。

検察は今後、建平容疑者が04年3月、自分の所有であるチョンウォン土建の資金のうち数億ウォンを横領し、リアル・アイディ・テクノロジーの株式100万株あまりを借名で購入した過程で、不法行為があったかどうかを確認し、起訴する際に容疑を追加する計画だ。

崔在卿(チェ・ジェギョン)最高検察庁・中央捜査部捜査企画官は、建平容疑者の拘束令状をとった後の記者会見で、「チョンウォン土建と関連して、横領や背任、脱税などの追加の犯罪容疑を捜査している」と話した。

これに先立って、金容祥(キム・ヨンサン)ソウル中央地裁令状専従部長判事は、「検察が提出した証拠資料と尋問の結果を総合してみたところ、盧氏が犯罪を犯していると考えられる十分な理由があり、事案の重大性や捜査の進み具合などに照らし、盧氏が証拠を隠滅したり、逃亡する恐れがあると判断した」として、令状発行の理由を明らかにした。

一方、検察は同日、世宗証券の売却に関連した未公開情報を利用して、借名で株式投資を行った疑惑がもたれている朴淵次(バク・ヨンチャ)泰光(テグァン)実業会長が開設した複数の借名口座を、S証券の金海支店に追加で確認したと明らかにした。朴会長はこれまで、世宗証券への株式投資で手にした差益が178億ウォンに上ると主張してきた。



verso@donga.com dnsp@donga.com