Go to contents

雨後の竹の子「突然の政党」

Posted March. 22, 2008 06:49,   

한국어

00年3月14日、第16代総選挙までわずか1ヵ月という時点で、ハンナラ党の公認から脱落した人々が、民主国民党(民国党)を結党した。

金潤煥(キム・ユンファン)、辛相佑(シン・サンウ)、李基澤(イ・ギテク)氏ら、当時名前を聞いただけで重力感が感じられた有名な元老および重鎮が結集したが、民国党は第16代総選で地方区1議席、比例代表1議席という惨憺たる結果となった。総選挙後、民国党は事実上「ペーパー政党」としてのみ残り、04年の第17代総選挙直後、政党法によって登録が自動的に抹消された。

4年ごとに訪れる国会議員選挙が終われば、中央選挙管理委員会は、事実上存在価値のない政党を整理するために忙しくなる。

中央選管は政党法44条により、△国会議員選挙に参加したが議席を得ることができず、有效投票総数の2%以上を得ることができなかった場合や、△4年間、国会議員選挙や地方選挙に候補を出さなかった場合、政党の登録を抹消する。政党の乱立を防ぐために、「ペーパー政党」を整理する条項だ。

04年の第17代総選直後の4月20日にも、民国党を含め、青年進歩党、民主共和党、老年権益保護党、民主光明党、韓民族統一連合、緑社民党、「行け希望2080」、韓国基督党など11の政党の登録が抹消された。

このうち、緑社民党と「行け希望2080」、韓国基督党は、選挙1ヵ月前の04年3月に作られた典型的な選挙用の政党だった。第16代総選直後の00年4月14日にも、同様の理由で共和党、青年進歩党、民主労働党の3政党の登録が抹消された。

このように、選挙の時期になると突然活動を開始し、消えていく政党が多い理由は何か。

仁荷(インハ)大学の金容浩(キム・ヨンホ)教授は、「理念や原則によって政党を作るのではなく、政党を単純に権力を得る手段と考えるためだ」と分析した。

事情がこうであるため、聞きなれない名前の政党も少なくない。第18代総選を控え、天国の皇帝党、セマウル党、文化芸術党、経済統一党、国民失郷安保党など、多くの政党が新たに発足し、または結党を準備中だ。

選管は最近、結党準備委員会の結成申告書を提出した18ヵ所が実際に党をつくった場合、総選挙の時には40を上回る政党が乱立するものと予想している。

党結成を準備する時間的余裕がない場合は、既存の政党を使って、党名とアイデンティティを完全に変えてしまう変則的方式もいとわない。まるで、証券市場の「迂回上場」と似た方法だ。「親朴連帯」も、鄭根謨(チョン・グンモ)元科学技術処長官を大統領選候補に擁立した「真の主人連合」を「未来韓国党」に変え、さらに改名した党だ。

崇実(スンシル)大学の康元澤(カン・ウォンテク)教授は、「政党の原則と理念、政策を無視したまま特定人物を大統領にしたり、その派閥が生き残るために政党を作ったりすることが繰り返されるのは、制度的に堅固でない韓国政党政治の限界を物語っている」と話した。



leon@donga.com