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「マイ・ブルーベリー・ナイツ」のウォン・カーウァイ監督にメール・インタビュー

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」のウォン・カーウァイ監督にメール・インタビュー

Posted March. 04, 2008 03:00,   

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「阿飛正伝(欲望の翼)」(1990年)、「恋する惑星」(1994年)、「ブエノスアイレス、春光乍洩」(1997年)、「花様年華」(2000年)…。

1990年代に青春時代をすごした人なら、ウォン・カーウァイ(50)監督がきらいな人など、まずいないだろう。もちろん「2046(2004年)」など、00年代も映画を作っているが、彼の名は依然として、1990年代とともにある。愛を求めながらも最後まで愛しきれない男女の虚しさを、憂鬱だが夢見るような美しい画面や音楽で表現したスタイリスト。大勢の観客が彼の主人公たちと共に恋をし、別れ、その傷を癒しながら成長した。

1990年代スタイルのウォン監督を再び感じさせる映画、「マイ・ブルーベリー・ナイツ」の国内公開(6日、12歳以上)を控え、彼にメールでインタピューを行った。昨年、カンヌ映画祭の開幕作だった「マイ…」は、ウォン監督がはじめてハリウッドに進出して作った映画。「ドント・ノー・ホワイ(Don’t know why)」で有名なジャズ歌手、ノラ・ジョーンズのスクリーン・デビュー作で、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズなどの豪華キャストで注目を集めた。

「香港と米国の作業システムは完全に違うね。これは『ハリウッド映画』ですよ。役者やスタッフは皆、組合に所属してるから、あれこれ守らなあきゃいけないことがいっぱいあって」

恋人と別れたエリザベス(ノラ・ジョーンズ)は毎晩、恋人の行きつけのカフェを訪れる。オーナーのジェレミー(ジュード・ロウ)は、売れ残りのブルーベリーパイを勧め、次第にエリザベスに夢中になっていく。その後、エリザベスは失恋の傷を癒すための旅に出る。旅の途中、彼女はレスリー(ナタリー・ポートマン)など、愛に心を痛めた人々に出会う。

「ジョーンズとは2年前にニューヨークで会ったよ。はじめは映画の音楽を頼むつもりだったんだけど、彼女の『映画的な声』に惹かれちゃって。芝居の経験はなかったけど、初めて出会ったときから、カメラの前で自然にふるまえる人だと直感たね」

映画はニューヨーク・メンフィスなど、米国の都市をさまようロードムービーの形式をとっている。メンフィスはウォン監督がいちばん好きだった都市。

「メンフィスは僕が好む全ての要素を備えている場所。テネシー・ウィリアムズやエルヴィス・プレスリー、ブルース、そして…蚊がいるね」

しかし、ウォン監督はこの映画が一人の女の「旅」ではなく、恋を求めてマラソンする人たちの「町」についての映画だと強調した。

撮影には彼といつも一緒だったクリストファー・ドイルではなく、「セヴン」の撮影監督で有名なダリウス・コンジが参加した。でも詩的で、夢のようなウォン監督特有の映像美は相変わらずだ。この映画がカンヌの開幕作として上映されたとき、評論家たちの反応は今ひとつだった。退屈だとか、前作には及ばないという意見もあったし、「恋する惑星」を思わせるという評価が多かった。

「好評であれ悪評であれ、それもこの映画の一部だと思う。僕は今も、阿飛正伝(欲望の翼)を見てがっかりした韓国人のファンたちが、スクリーンにビールのカンを投げつけたことを忘れないよ」

ウォン監督はこの映画はデザートのようなものだという。

「映画は現実をもとにしているけど、まるで食事中に足りなかった甘さを満たしてくれるデザートのように、この映画が観客の人生のデザートになればと思う」

映画の最後、ジェレミーとエリザベスが顔をさかさまにして交わす美しいキスシーンは、確かに忘れられないデザートだ。



yourcat@donga.com