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21世紀は「奴隷の時代」?

Posted March. 03, 2008 03:00,   

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「100ドル払ってくださいよ」「50ドルでどうだ」

「わかりました…。ところで、仕事だけさせるんですか。そのほか(性行為)は」

「両方できるのか」

「もちろんですとも。13才がいますよ。12才、11才も手に入ります。(米国に)養子に出すよう書類も作れますよ」

実際の状況とは信じがたい会話だ。しかし今年初め、『極悪犯罪——現代版奴隷との出会い』という本を出したベンジャミン・スキナー氏が、カリブ海沿岸のハイチの首都ポルトープランスで実際に体験した状況だ。人身売買の取り引きが行われる路地をうろついていたら、ブローカーが「お探しですか」と言って近づき、一気に交渉が始まったという。

最近、フォーリンポーリシーの寄稿文でスキナー氏は、「私たちは、人類歴史上最も多くの人が奴隷として働く時代に生きている」と世界の強制労働の実態を告発した。

強制労働が、全世界でますますはびこっている。これを告発する報告書や文書も相次いで発表され、21世紀とは不釣合いなこの問題が、世界のホットイシューに浮上している。

「現代版奴隷」は、きつい労働に従事する人たちがよく「奴隷と同じだ」と言う時のような比喩的な表現ではない。凶器で脅かされ、または世代を経た借用書で、何の報酬もなく生涯重労働に苦しむ強制労働者が、全世界に1000万人を超えると推定される。

国際労働機関(ILO)の報告書によると、強制売春をさせられる女性(139万人推定)を含め、1230万人が強制労働にあっている。ハイチでは、事実上奴隷生活をする児童が30万人に至ると推定される。ブローカーたちは、農村の極貧層の家庭の親から、「ただで学校にも行かせ、いい暮しをさせてやる」と言って子どもを買う。子どもたちは、報酬も得られず、未明から夜遅くまで強制的に働かされる。

スキナー氏が訪問調査したインド北部のウタルプラデシ州の場合、ある村の住民全員が「債務奴隷」というケースもあった。親や祖父が借りた少額の借金が、高い利子によって歳月を経て子どもたちを債務奴隷にした。

先月、東亜(トンア)日報付設化汀(ファジョン)平和財団と高麗(コリョ)大学などの共同主催で開かれたアジア人権フォーラムで、国際人権団体の「ECPATインターナショナル」のグリットサナ・フィモンセンシュリア事務官は、「東アジアで多くの子どもが借金の返済のために奴隷のように働き、人身売買後、性的搾取にあう」と報告した。

特に最近は、国際人権団体が最も憂慮する人身売買および強制労働被害の対象に、「脱北女性および児童」が注目されている。

米下院は昨年末、中国内の脱北者の人身売買の監視を強化し、被害者保護を求める法案を可決した。

米国務省のマーク・ラゴン人身売買担当大使も先月、自由アジア放送とのインタビューで、中国内の脱北女性の人身売買に対する米政府の強い憂慮を示し、脱北者の人身売買問題を本格的に提起する方針を示唆した。



sechepa@donga.com