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李明博のBBK関連疑惑、検察が「全部嫌疑なし」と発表

李明博のBBK関連疑惑、検察が「全部嫌疑なし」と発表

Posted December. 06, 2007 08:32,   

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ハンナラ党の李明博(イ・ミョンバク)大統領選挙(大選)候補の実兄、李サンウン氏と義弟の金ジェジョン氏が大株主の自動車部品メーカー、(株)ダースの真のオーナーだという疑惑は、根拠がないことが明らかになった。また、李候補は投資諮問会社、BBKの株式を保有しておらず、金ギョンジュン容疑者の株価操作および横領の疑いにも関わっていないことが、検察の捜査結果で確認された。

ソウル中央地検特別捜査チーム(チーム長=崔在卿特捜1部長)は、金容疑者を特定経済犯罪加重処罰法上の横領と証券取引法違反、私文書偽造および行使の疑いで5日、拘束起訴し、このような捜査結果を発表した。

金容疑者は、△2001年7〜10月、オプショナル・ベンチャーズ・コリアの会社資金319億ウォンを横領し、△2000年12月〜2001年11月、同社の株価を操作し、2001年5月〜2002年1月、米国の旅券7枚と米ネバダ州法人設立書19枚などを偽造した疑いだ。

検察は同日、株価操作の共犯や公職者倫理法違反などの疑いで告発された李候補にすべての疑惑について嫌疑なしとし、事件を終結した。

告発人である大統合民主新党と、軍事評論家の池萬元(チ・マンウォン)氏(収監中)に対しては、「事実の誤認または法理の誤解の余地がある」として、誣告罪を認めなかった。

ソウル中央地検の金洪一(キム・ホンイル)3次長は、李候補がBBKの真のオーナーであるという疑惑について、「金容疑者が提出したハングルの裏契約書は偽物と判明し、金容疑者も後で『BBKの株式の100%を私が持っている』と供述した」と述べた。

検察は、金容疑者が「本人が100%の持分を維持する」と書いた自筆のメモも確保した。李候補のダースの実質所有論について金次長は、「ダースの9年間の会計帳簿を検討し、法人名義で開設されたすべての口座、必要な連結口座を最後まで追跡したが、ダースの金が李候補に渡ったという証拠は見つからなかった」と述べた。

金次長はさらに、「BBKに190億ウォンを投資したのは、(ソウル江南区道谷洞の土地の売却代金ではなく)納品代金など会社の資金で、当時ダースに数百億ウォンの余裕資金があった」と述べた。

李候補の株価操作の関与の有無については、金容疑者は検察の調査で「李候補と共謀したことはない」と供述したと、金次長が明らかにした。

ダースがBBKに投資した190億ウォンのうち140億ウォンを金容疑者がだまし取ったと告訴した事件について、検察は「投資一任約定に従って、株式か先物に投資されており、BBKの投資金712億ウォンのうち相当数が返還されたので、ダースをだましたと見るのは難しい」と嫌疑なしの処分を下した。

一方、金容疑者の弁護人、オ・ジェウォン弁護士は6日、ソウル瑞草区瑞草洞(ソチョグ・ソチョドン)の事務室で検察の捜査結果に対する金容疑者側の主張を発表する予定だ。また、金容疑者の姉のエリカ・キム容疑者も6日午前3時(韓国時間)、米ロサンゼルスで検察の捜査結果に反論する内容の記者会見を開く計画だ。

これに先立ち、検察は金容疑者の妻の李ボラ容疑者とエリカ・キム容疑者が株価操作および横領嫌疑の共犯として指名手配されている状態だと発表した。