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「シルミ島サッカー部隊」陽地チームをご存知ですか 

「シルミ島サッカー部隊」陽地チームをご存知ですか 

Posted April. 11, 2007 07:57,   

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「打倒北朝鮮」のために作られた韓国サッカー代表の常備軍「陽地(ヤンジ)チーム」のメンバーたちが、北朝鮮のサッカーを支援する活動に取り組む。陽地チームは、1966年、イングランドW杯のさい、北朝鮮がベスト8に進むと、朴正煕(パク・ジョンヒ)元大統領が当時、金ヒョンウク中央情報部長に「北朝鮮に勝てるチームを作れ」と指示して1967年に誕生したチーム。北朝鮮に送り込む工作員をシルミ島で訓練させたように、陽地チームはソウル里門洞(イムンドン)の中央情報部内で合宿しながら、厳しいトレーニングを受けた。

当時、陽地チームの主将だったホ・ユンジョン氏(70)は、「銃は持たなかったが、北朝鮮を打ち破るために厳しいトレーニングを受けた。しかし、一度も対戦したことはない。時代が完全に変わったが、今、南側に来た李チャンミョンとでも会って、ぜひ話をしてみたい」と話した。

ホ氏は11日、当時のメンバーたちとともに、ソウル内谷洞(ネゴクドン)の国家情報院(国情院)を訪れ、李チャンミョン団長率いる北朝鮮青少年(17歳以下)代表チームとの面談を取り持ってくれるよう要請する予定だ。国情院が主催した前・現職による体育大会に参加し、サッカーをすることにより、北朝鮮が世界に出てこられるよう誘導するという考えだ。

李フェテク、金ホ、チョ・ジョンス、李ヨングン、チョン・ビョンタク、金サムラク、チョン・ギュプン、オ・インボク、ソ・ユンチャン、朴スイル、チェ・ジェモ、金ヨンソプ、チェ・ウンヒャンら当時のメンバー13人も席を共にする。サッカー資料収集家の李ジェヒョン氏も特別招待された。

当時は「打ち破ろう!傀儡の北朝鮮」というスローガンで誕生したが、今度は1966年ベスト8神話の主役の李団長と会って、南北サッカーの発展について話し合いをするつもりだとのこと。北朝鮮青少年代表チームは7月、韓国で行われる世界青少年選手権大会の準備に向け、先月末に南韓に来、全国を回りながら練習を行っている。

チョ・ジョンス・ソウル市サッカー協会副会長は、「金万福(キム・マンボク)国情院長はサッカーが大好きなので、積極的に協力すると思う」と述べた。



yjongk@donga.com