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北朝鮮、南北関係の復元に出るか

Posted January. 22, 2007 07:03,   

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北朝鮮が新年に入って南北関係の復元に積極的な姿勢を見せている。新年の共同社説で明らかにしたように、昨年の核実験で「強盛大国」建設に成功したため、2007年には人民の生活向上のために南北経済協力と民間交流の活性化に出るという意味と解釈される。

特に核実験後、国連決議による国際社会の北朝鮮制裁で経済状況が悪化し、飢える人や凍死する人々が続出しているという観測が出ているが、このような「核の冬」も北朝鮮の態度変化を触発させたものとみられる。

▲「南北関係の修復へ」〓2005年の「8・15民族統一大祝典」の際に北朝鮮代表団長として来韓した金基南(キム・ギナム)労働党書記は20日、「南朝鮮当局は現在の北南関係を一日も早く回復し、和解と協力、統一の道に向かうための当然の措置を取らなければならない」と強調した。

北朝鮮は昨年にミサイル試射と核実験によって中断された韓国政府の食糧と肥料支援の再開が容易でないものと見、南北関係を民間レベルの交流協力を活性化する方向に持っていくという判断をしたものとみられる。実際、北朝鮮は開城(ケソン)観光事業者をロッテ観光に変えようとした方針を撤回し、最初の合意どおり現代峨山(ヒョンデ・アサン)にするという決定を政府と現代峨山側に伝えてきたことが確認された。

政府の関係者は「昨年12月8日、李鍾奭(イ・ジョンソク)前統一部長官が開城(ケソン)工業団地を訪れた際、北朝鮮側の関係者が開城観光を現代とすることにしたという話をしており、現代峨山の関係者らにも『今年は開城観光事業を頑張ってみよう』という主旨の発言をした」と話した。

北朝鮮は昨年、水害により取り消された集団体操「アリラン」公演も4月に再開し、外貨稼ぎに出るものと確認された。2005年には、韓国からの観光客7200人余りがアリランを観覧した。

▲「核保有国」スローガンが消えた〓最近、北朝鮮を訪問してきたある北朝鮮関係筋は「平壌市内に満ちていた核関連のスローガンが消え、人民の生活向上を強調するスローガンが新たに登場した」と伝えた。同筋はまた、平壌(ピョンヤン)滞留期間中にホテルで視聴したテレビ報道でも核保有に関する内容が影をひそめ、その代わりに経済活動と関連する内容が多数を占めていたと明らかにした。

▲北朝鮮の厳しい越冬〓英国のサンデーテレグラフは21日、国際社会の対北朝鮮制裁などで北朝鮮の孤立が深まり、住民らがいつにも増して厳しい冬を過ごしていると報じた。下記は同紙の報道内容をまとめたものだ。

「平壌から東北方向へ320km離れた高地帯の人里離れた村『クガン』では大雪に続き、厳しい寒さで最近住民46人が凍死した。犠牲者の中には女性と子どもたちも多かった。今年の冬だけで北部の山岳地帯で300人以上の住民が零下30度を下回る寒さで命を失ったものと推定される。平壌駐在の中国大使館のある管理は『誰も生きてこの孤立した村を抜けることができなかった』とし、クガン村の悲劇を確認した。しかし平壌の特権層5万人は温水と暖房、衛星テレビなどで豪華な冬を過ごしている」



taewon_ha@donga.com redfoot@donga.com