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06国防白書、北の核実験を「深刻な脅威」と明記

06国防白書、北の核実験を「深刻な脅威」と明記

Posted December. 30, 2006 07:17,   

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国防部は29日発刊した「06国防白書」で、北朝鮮が6、7個の核兵器を製造できる40〜50キロのプルトニウムを確保していると推定するなど、北朝鮮の核脅威を全面的に打ち出す評価をした。

軍当局はこれまで、対外的に北朝鮮が保有している兵器級のプルトニウムが10〜14キロと推定されると発表してきたが、北朝鮮が核実験を実施した翌日の10月10日に非公開で開かれた全軍主要指揮官会議で、北朝鮮が最大50キロのプルトニウムを抽出しただろうという結論を下した経緯がある。しかし北朝鮮の核実験にも関わらず、核保有国として認めないという方針に従って、白書には北朝鮮が核兵器を保有していることを明示しなかった。

また白書は、「北朝鮮の通常軍事力、核実験、大量破壊兵器(WMD)、軍事力の前方配置などが韓国の安保にとって『深刻な脅威』」だと位置づけた。

これは、04年の国防白書で「北朝鮮は主敵」という文言を削除して、「北朝鮮の従来型軍事力、大量破壊兵器、軍事力の前方配置などは『直接的な軍事脅威』」と明記したことより、北朝鮮の軍事的脅威がさらに深刻に評されているものだ。

「外部の軍事的脅威と侵略から国を保衛する」という国防目標の意味について、「現存する北朝鮮の軍事的脅威に最優先的に備えることを意味する」という具体的な説明も、初めて明記した。

日本の防衛庁が05年の防衛白書で、独島(ドクド、日本名・竹島)を固有の領土と表記したことに対する対応として、今回の白書は独島が韓国海軍の哨戒活動が行われる韓半島の付属島嶼であることを明確に示した。

国防部は06年国防白書を7000部発刊して、国会と行政部、各教育機関に配布し、インターネットホームページ(www.mnd.go.kr)に全文を掲載する予定だ。英文の白書は来年3月ごろ発刊される。



ysh1005@donga.com