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「非正規職」教授2268人…大学の半分が導入

「非正規職」教授2268人…大学の半分が導入

Posted October. 18, 2006 03:02,   

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乳児教育学専門のH氏(50)は昨年3月、ソウルK大の教授になった。留学に行って来てから20年あまりの間、時間講師をしてきて、ようやく教授になったのだ。

しかし、H氏は通常の教授とは違う。研究室を他の教授と共同で使い、助教もつかないだけでなく定年も保障されてない。来年にある再採用審査のため研究実績を出さなければならないが、研究費を自ら用意しなければならない。教授会議に出席することはできるが、発言権はない。

H氏はいわゆる非定年トラック(Non-tenure track=非定年)教授だ。高等教育法上定年が保障されない契約制専任教員で1、2年ごとに再採用され、最大6年まで勤めることができる。

非定年教授たちは、正規教授たちがしたがらない夜間授業や、一般人を対象にした社会教育院授業は全部引き受ける。正規教授の講義時間は1週間に6〜9時間だが、H氏は1週間に15時間も授業している。

非定年教授たちが最近、幾何級数的に増えている。大学が、費用節減などを理由に非定年教授を大いに増やして労動力を搾取する方法で活用し、教授社会の研究力を低下させると指摘されている。

▲全国の非定年教授の現況〓国会教育委所属の李周浩(イ・ジュホ)ハンナラ党議員が、04〜06年の全国195大学の新規教授任用現況を調査した結果、全体大学の半分以上の104校(53.3%)が、2177人の非正規教授を採用したことが分かった。

非定年教授採用は04年、41大学384人に過ぎなかったが、昨年は89校956人、今年は上半期にだけで104校837人に大幅増えた。2年前に比べ、導入大学は2.6倍、全体非定年教授数は6倍以上増えたわけだ。

現在、104校に勤める非定年教授は、03年の一部採用教授などを含めれば2268人だ。非定年教授の平均講義時間は10.9時間で、正規職教授に比べ多く、平均給与は79.3%に過ぎない。しかし、これは基本給基準で、実際の年俸は手当てなどを勘案すれば正規職教授の半分くらいであるという。

▲非定年教授の最多採用は弘益大学〓以前にも、一部の大学が非定年教授を小規模で採用していたが、03年、延世(ヨンセ)大学が非定年教授制度を取り入れてから、全ての大学に拡散した。

非定年情年教授が一番多い大学は弘益(ホンイク)大で、3年間で168人を採用し、続いて慶煕(キョンヒ)大(104人)、延世大(82人)、清州(チョンジュ)大(74人)、翰林(ハンリム)大(73人)などの順だった。

新規採用教授の中で非定年教授の割合が最も高い大学はデシン大で、28人中18人(64.3%)で、続いてアジア連合神学大が40.4%、木浦(モクポ)カトリック大37.5%、ソウル教育大36.2%などだった。

大半の大学は非定年教授を1、2年単位で2、3回だけ再契約できるという規定を置いた。非定年教授に研究費を支給する大学は64.4%、教授会に出席できるようにした大学は58.7%に過ぎなかった。

▲増える理由は何か〓非定年教授の採用は、大学が人件費支出を減らすと同時に、教員確保率を高める手段で利用されている。

特に、教育人的資源部がブレーンコリア(BK)21事業、地方革新力量強化(NURI)事業団審査の時、専任教員確保率を重要な基準で活用したことから、大学は非定年教授の採用を増やしている。

しかし、非定年教授を増やし続ける場合、身分の不安などで学問研究に専念することができず、窮極的には大学の競争力が落ちかねないという憂慮がある。正規職と非正規職教授間での葛藤も憂慮される。

李議員は、「非定年教授を便法で活用するのは、教育部が推進する大学構造改革方案と相反することだ。教授の大学間移動が活発でない韓国の状況で、非定年教授制度は副作用が大き過ぎる」と主張した。



ceric@donga.com